Anypoint Code Builder 概要

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これは進行中のベータリリースです。ベータ状態での Anypoint Code Builder の使用には、該当するベータサービス契約条件が適用されます。

Anypoint Code Builder 統合開発環境 (IDE) を使用して、API 設計、実装、インテグレーション開発を行います。Microsoft Visual Studio Code (VS Code) でAnypoint Code Builder for Desktop をローカルで操作したり、Anypoint Platform を介してブラウザーから Anypoint Code Builder を操作したりします。IDE では次の開発ライフサイクルがサポートされます。

  • API 仕様設計 (OAS または RAML)、テストのモッキングサービス、ソース制御、Anypoint Exchange へのパブリッシュ

  • サポートされる API 仕様 (OAS、RAML、GraphQL) をインポートして、Mule アプリケーション内でフローとエラーハンドラーのインターフェースを自動生成 (スキャフォールディング) する API 実装機能

  • システムを接続し、必要な形式にデータを変換し、Mule アプリケーション内でメッセージとイベントをプログラムで管理するビジネスロジックを提供するインテグレーション開発

デスクトップ IDE とクラウド IDE では同じ Anypoint Code Builder 機能が提供されます。ニーズに適した IDE を使用します。プロジェクトのスナップショットを IDE 間またはチームのメンバーと共有するには、インポートとエクスポート機能を使用するか、任意のソース制御管理 (SCM) システムを使用することができます。

Anypoint Code Builder の概要は、Trailhead バッジ ( 「Anypoint Code Builder: Quick Look (クイックルック)^」​) (ログインが必要) を参照してください。Trailhead アカウントがない場合はサインアップしてください。

Anypoint Extension Pack

Visual Studio Code 用の Anypoint Extension Pack を使用して Anypoint Code Builder 環境を取得します。クラウドベースの拡張機能は、ブラウザーからの VS Code のアクセスを可能にするコードサーバー実装に事前インストールされています。デスクトップ拡張機能は VS Code IDE にインストールする必要があります。「Anypoint Code Builder の使用開始」を参照してください。

US および EU クラウドホスト

Anypoint Code Builder は、US および EU クラウドホストの Anypoint Platform を介して使用できます。リージョンごとに異なる新たに発生する規制要件を組織が順守できるように、Anypoint Platform ではホスト間で組織情報、権限、アカウントデータ、プロジェクトは共有されません。

  • US クラウド (非 EU リージョンのホスト): anypoint.mulesoft.com

    MuleSoft では、このコントロールプレーンを米国のデータセンター内でホストします。

  • EU クラウド (EU 準拠のホスト): eu1.anypoint.mulesoft.com

    MuleSoft では、このコントロールプレーンを EU (フランクフルト) のデータセンター内でホストします。

Anypoint Platform では、Mule 実装に関するデータとメタデータを含め、管理されるランタイムおよび関連データのデプロイメント対象をホストします。API 仕様プロジェクトでは、使用しているクラウドの Design Center の SCM にソースファイルも保存されます。

デスクトップ IDE とクラウド IDE で Anypoint Code Builder を使用するには、Anypoint Platform ユーザーアカウントが必要です。クラウド IDE にアクセスしたり、両方の IDE で一部の機能を使用するには、組織のシステム管理者が設定する権限が必要です (権限の設定を参照)。

Anypoint Platform から Anypoint Code Builder を開くには、​「クラウド IDE の起動」​を参照してください。組織を介した Anypoint Platform アカウントがない場合は、Anypoint Platform の US または EU クラウドホストでサインアップすることができます。

詳細は、Anypoint Platform ホスティングの概要を参照してください。

基本の理解

API 仕様言語 (OAS または RAML) を使用した API の設計に関する一部の役立つナレッジについて説明します。API の実装とインテグレーションの開発を行うには、Mule アプリケーションの開発、コネクタ、DataWeave 変換言語に精通している必要があります。Anypoint Code Builder チュートリアルは、これらのタスクを開始するのに役立ちます。

次の製品と機能に精通することもお勧めします。

  • Anypoint Connector では、システムからのデータの取得、データの変更、システムへのデータの送信を行うための操作が提供されます。Anypoint Code Builder では、​組み込みコネクタ​が提供されます。また、Anypoint Exchange の他の多くのコネクタにアクセスできます。

  • コアプロセッサー (コアコンポーネントまたは Mule コンポーネントとも呼ばれる) は、インテグレーションおよび実装アプリケーション用のビジネスロジックを提供するプログラム型ビルディングブロックです。たとえば、For Each (​<foreach/>​)、Transform Message (​<ee:transform/>​)、Flow (​<flow/>​) があります。コンポーネントリファレンスを参照してください。

  • DataWeave は、インテグレーションと実装でのすべての式とデータ変換のためのプログラミング言語です。この言語は、独自の関数、ライブラリ、データ型などのカスタマイズを作成するための関数ライブラリとメカニズムを提供します。DataWeave の基本を学習し、DataWeave スクリプトを試すには、 DataWeave チュートリアルとプレイグラウンド​を参照してください。

  • スキャフォールディングとは、APIkit を使用して API 仕様を入力として取得し、Mule アプリケーション内に実装する XML ベースのルーターとエンドポイントを自動生成する自動プロセスです。

  • フローは、イベントおよびイベントに含まれるメッセージで Mule Runtime Engine (Mule) によって順次実行される、コネクタ操作を含むコンポーネントのブロックです。フローには、イベントの作成をトリガーし、フローの実行を開始する操作も含めることができます。

    サブフローはフローに似ていますが、トリガー (メッセージソースとも呼ばれることもある) の設定はサポートされていません。トリガーはフローでのみサポートされます。

    フロー参照を使用すると、フローまたはサブフローの実行を別のフローからトリガーできます。

  • Mule アプリケーションには、コネクタ、コンポーネント、セキュア設定プロパティ、スキャフォールディング済み API 仕様、およびインテグレーションと実装のその他の部分に関する 1 つ以上の XML ベースの設定ファイルが含まれます。アプリケーションは Mule で実行されます。アプリケーションは、アプリケーションの設定、構築、実行、テスト、デプロイに必要なリソースが含まれるプロジェクトの一部です。

  • スニペットは、IDE から Mule アプリケーションの設定 XML ファイルに挿入できるコードパターンです。再利用可能なコードパターンのコードスニペットを使用すると、より効率的に作業でき、設定エラーの可能性を減らすことができます。

    IDE では組み込みスニペットが提供されています。ユーザーは独自のユーザースニペットを作成することもできます。コードスニペットを作成して使用するには、コードスニペットの操作を参照してください。

  • ビジネスグループでは Anypoint Platform 組織内の API、Mule アプリケーション、その他のリソースを整理します。組織のシステム管理者がビジネスグループへのアクセス権を作成して制御します。ビジネスグループ、組織、関連する管理機能についての詳細は、ビジネスグループを参照してください。

Anypoint Platform 製品のインテグレーション

Web とデスクトップの両方の Anypoint Code Builder IDE は主要な Anypoint Platform 製品および機能と統合します。

  • Anypoint Exchange。作成した API 仕様をパブリッシュし、API 仕様と開発リソース (コネクタなど) をプロジェクトにインポートします。

  • CloudHub。構築した実装とインテグレーションをデプロイします。

  • Design Center。開発された API 仕様を保存します。

Anypoint Platform 製品により提供される機能をクラウド IDE およびデスクトップ IDE を介して使用するには、IDE から Anypoint Platform への接続が必要です。この接続を確立するには、IDE から Anypoint Platform アカウントにログインします。詳細は、​「IDE から Anypoint Platform へのログイン」​を参照してください。

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