API コミュニティマネージャー

Anypoint API コミュニティマネージャーを使用すると、あなたの API を使用してアプリケーションを作成する (組織の内部と外部の両方の) 開発者やパートナー向けに、API のコミュニティを構築して運営することができます。

API コミュニティマネージャーは ​Salesforce Experience Cloud​ によって提供されており、開発者のさまざまなニーズに応えるためのカスタマイズ、ブランディング、マーケティング、エンゲージメントの各機能を提供します。API コミュニティマネージャーを使用して、 Anypoint Exchange​ に登録されている API を見やすく表示し、クライアントアプリケーション、API アクセスログイン情報、コンシュームメトリクスを管理します。

以下の便利なリソースには、Salesforce Experience Cloud の機能に関する情報があります。

API コミュニティとは

あなたの API を開発者に活用してもらうためには、開発者が API を見つけやすいようにしておくことと、API の使用方法を効果的に学習できるようにしておくことが必要です。また、パーソナライズとブランディングによって、開発者があなたの API を使いたくなるようなエクスペリエンスを用意しましょう。さらに、開発者が API を利用してアプリケーション開発を成功させられるように、常に開発者と交流することが必要です。Anypoint API コミュニティマネージャーを使用すれば、パーソナライズされた、いつでも接続されているエクスペリエンスを提供し、開発者はあなたの (Anypoint Platform で設計、提供、管理される) API を活用できるようになります。

コミュニティ管理者として、組織のブランドアイデンティティと一貫した、視覚的にも魅力的なデジタルエクスペリエンスを API コミュニティマネージャーで作成してください。コミュニティは、 Anypoint Exchange​ から直接選択した API と、関連するコンテンツ、そしてセルフサービスリソースを提供することで、開発者の意欲を高め、開発者を助けます。

コンシューマー開発者向けの接続され、パーソナライズされたデジタルエクスペリエンス

API コミュニティにアクセスするコンシューマー開発者は、ブランディングされ、カスタマイズされたエクスペリエンスにおいて、ニュース、イベント、チュートリアル、開発者ブログへの投稿記事、そして API に関連したビジネス情報と技術情報を見ることができます。

コミュニティの情報には、技術的な API ドキュメントや、API の機能を試したり、使用方法を学習したりするためのセルフサービス API Console に加えて、利用者が API の価値提案を理解しやすいようにマーケティングおよびビジネス開発チームが作成したコンテンツなどがあります。API の技術情報は、Anypoint Platform の API デザインから直接提供されます。

コンシューマー開発者は、Anypoint Platform と API Manager​ が提供する API ライフサイクルの通常ガバナンスモデルに従って、API を新規または既存のクライアントアプリケーションで使用するためのアクセス申請を行います。開発者は、自分のクライアントアプリケーションとアクセスログイン情報 (API キーとシークレット) を管理し、アプリケーションでの API の使用に伴って、アプリケーションのパフォーマンスに関するインサイトを入手できます。

また開発者は、ディスカッションフォーラムを利用して、質問や回答を投稿したり、アイデアを共有したり、見つかった問題について意見を交換したりすることで、ユーザー組織や他のコミュニティメンバーと交流できます。

さらに他の API コミュニティマネージャー機能を活用することで、パートナーと交流し、パートナーを常にサポートできます。

API コミュニティの構築

コミュニティの外観、ブランディング、そしてサイト構造は、​エクスペリエンスビルダーを使用してパーソナライズできます。コミュニティビルダーは、ドラッグアンドドロップ操作でエクスペリエンスを作成して非常に詳細なレベルまでカスタマイズできるエディターです。エクスペリエンスビルダーにより、既存の Lightning コンポーネントを利用して、単純なクリック操作だけでカスタマイズされたエクスペリエンスを簡単に作成できます。あるいは、HTML と CSS の高い柔軟性を利用して、ピクセル単位で精密にカスタマイズしたエクスペリエンスを作成することもできます。

開発者のコミュニティへの参加方法

構築済みのダッシュボードにより、コミュニティのコンテンツとアセットの利用状況が表示されるため、エコシステムでの活動を把握できます。これらの構築済みダッシュボードは、10 年以上に渡って蓄積された Salesforce のエクスペリエンスに基づいて、コミュニティエンゲージメントのベストプラクティスを反映しています。