AS2 Connector 6.6 - Mule 4

Mule Runtime Engine (Mule) では、AS2 用 Anypoint Connector (AS2 Connector) を介した AS2 プロトコルがサポートされています。

AS2 Connector により、取引パートナーは EDI-X12、EDIFACT、XML、またはバイナリペイロードが含まれる AS2 メッセージを送受信できます。次に例を示します。

  • AS2 プロトコルを使用して HTTP または HTTPS 経由で署名済みまたは未署名のメッセージを送信する

  • AS2 プロトコルを使用して HTTP または HTTPS 経由でメッセージを受信する

  • 送信されたメッセージの非同期 MDN 受信する

互換性と解決された問題に関する情報は、「AS2 Connector リリースノート」を参照してください。

メジャーリリースとマイナーリリースについては、​「アップグレードおよび移行」​を参照してください。

始める前に

このコネクタを使用するには、以下に精通している必要があります。

  • AS2 対象リソース

  • Anypoint Connector

  • Mule Runtime Engine (Mule)

  • Mule フローの要素とグローバル要素

  • Anypoint Studio (Studio) を使用した Mule アプリケーションの作成方法

アプリケーションを作成する前に、以下にアクセスできる必要があります。

  • AS2 の対象リソースにアクセスするためのログイン情報

  • Anypoint Platform

  • Anypoint Studio バージョン 7.6 以降

コネクタの一般的なユースケース

AS2 Connector の一般的なユースケースを次に挙げます。

  • Send with sync MDN

AS2 プロトコルを使用して HTTP または HTTPS 経由でメッセージを送信し、同期 MDN (受信確認) をパートナーに要求する

  • Send with async MDN

AS2 プロトコルを使用して HTTP または HTTPS 経由でメッセージを送信し、非同期 MDN (受信確認) をパートナーに要求する

  • リスナー

AS2 プロトコルを使用して HTTP または HTTPS 経由でメッセージを受信するソース

  • MDN Listener

AS2 プロトコルを使用して HTTP または HTTPS 経由で非同期 MDN 受信確認を受信するソース

  • Non repudiation listener

永続的な非否認ストレージの受信確認またはメッセージの署名入りコピーを受信するソース

AS2 Messages および MDN の非否認ストレージ

必要に応じて、規制またはコンプライアンス要件をサポートするために、AS2 の操作の非否認ストレージを設定できます。

署名入りメッセージおよび MDN のみが非否認の対象となります。

次の AS2 Connector のソースおよび操作が非否認機能をサポートしています。

  • AS2 Send Sync 操作

  • AS2 Send Async 操作

  • AS2 Listener ソース

  • AS2 MDN Listener ソース

非否認ストレージを開始する前に

AS2 Connector でメッセージの非否認を有効にするには、非否認フローとして機能する個別の Mule フローを実装および設定する必要があります。

  • 非否認フローは、適切な非否認固有の属性と共に、渡される署名あり MIME メッセージにアクセスできる必要があります。

  • この非否認に固有ではない Mule フローは、受信するメッセージと属性を受信、保存、および処理する役割を果たします。

  • この非否認フローの名前は、非否認ストレージが有効になっている適切なリスナーまたは操作で設定されている必要があります。

次のステップ

前提条件を満たしたら、​Anypoint Studio​ でアプリケーションを作成してコネクタを設定できます。