CloudHub コマンドラインインターフェース

Anypoint Platform には、CloudHub のスクリプトおよびコマンドラインツールが用意されています。 コマンドラインインターフェース (CLI) は、対話型シェルと標準 CLI モードの両方をサポートしており、以下で動作します。

CloudHub アプリケーション

コマンド 説明

環境内のすべてのアラートをリストする

アラームの履歴の情報を表示する

環境内のすべてのアプリケーションをリストする

アプリケーションの詳細を表示する

実行中のアプリケーションを停止する

アプリケーションを開始する

実行中のアプリケーションを再起動する

アプリケーションを削除する

新しいアプリケーションをデプロイする

既存のアプリケーションを変更する (必要に応じて ZIP ファイルを更新する)

指定されたディレクトリにアプリケーションをダウンロードする

アプリケーションログの末尾を表示する

CloudHub アプリケーションをコピーする

runtime-mgr:cloudhub-alert:list

> runtime-mgr:cloudhub-alert:list [flags]

このコマンドでは、現在の環境に関連付けられているすべてのアラートをリストします。

このコマンドには ​--output​ フラグを使用できます。​--output​ フラグを使用して、応答形式を指定します。サポートされている値は、​table​ (デフォルト) および ​json​ です。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ も受け入れます。

runtime-mgr:cloudhub-alert-history:describe

> runtime-mgr:cloudhub-alert-history:describe [flags] <name>

このコマンドは、​<name>​ で渡されるアラームの履歴の情報を表示します。

このコマンドには ​--output​ フラグを使用できます。​--output​ フラグを使用して、応答形式を指定します。サポートされている値は、​table​ (デフォルト) および ​json​ です。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。

runtime-mgr:cloudhub-application:list

> runtime-mgr:cloudhub-application:list [flags]

このコマンドは、Anypoint Platform CLI で使用できるすべてのアプリケーションをリストします。アプリケーション、その状況、割り当てられている vCore の数、最終更新時間を返します。

このコマンドには ​--output​ フラグを使用できます。​--output​ フラグを使用して、応答形式を指定します。サポートされている値は、​table​ (デフォルト) および ​json​ です。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ も受け入れます。

runtime-mgr:cloudhub-application:describe

> runtime-mgr:cloudhub-application:describe [flags] <name>

このコマンドは、​<name>​ で渡すアプリケーションに関する情報を表示します。
フラグ ​-o json​ を使用して、​<name>​ で指定するアプリケーションの未加工の JSON 応答を取得します。
アプリケーションのドメイン、その状況、最終更新時間、Mule バージョン、ZIP ファイル名、リージョン、監視、ワーカー、および永続的なキューや静的 IP の有効化に関する ​TRUE​ または ​FALSE​ 情報などのデータを返します。

このコマンドには ​--output​ フラグを使用できます。​--output​ フラグを使用して、応答形式を指定します。サポートされている値は、​table​ (デフォルト) および ​json​ です。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ も受け入れます。

runtime-mgr:cloudhub-application:stop

> runtime-mgr:cloudhub-application:stop  [flags] <name>

このコマンドは、​<name>​ で指定する実行中のアプリケーションを停止します。 このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。

runtime-mgr:cloudhub-application:start

> runtime-mgr:cloudhub-application:start [flags] <name>

このコマンドは、​<name>​ で指定する実行中のアプリケーションを開始します。 このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。

runtime-mgr:cloudhub-application:restart

> runtime-mgr:cloudhub-application:restart  [flags] <name>

このコマンドは、​<name>​ で指定する実行中のアプリケーションを再起動します。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。

runtime-mgr:cloudhub-application:delete

> runtime-mgr:cloudhub-application:delete [flags] <name>

このコマンドは、​<name>​ で指定する実行中のアプリケーションを削除します。

このコマンドは、削除する前に 2 回入力を促しません。削除命令を送信する場合、確認を求められることはありません。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。

runtime-mgr:cloudhub-application:deploy

> runtime-mgr:cloudhub-application:deploy  <name> <zipfile> [flags]

このコマンドは、​<name>​ で設定する名前を使用して、​<zipfile>​ で指定する Mule のデプロイ可能なアーカイブ ZIP ファイルをデプロイします。 ローカルハードドライブのデプロイ可能な ZIP ファイルの絶対パスまたは相対パスを指定する必要があります。また、アプリケーションには一意の名前を付ける必要があります。

成功すると、このコマンドの出力に ​UNDEPLOYED​ のデプロイメントの状況が含まれます。これは、CloudHub でアプリケーションが正常にアップロードされたことを示します。

このコマンドで使用できるフラグは、次のとおりです。

フラグ 説明

--runtime

ランタイム環境の名前とバージョン。
このフラグを使用して、デプロイするランタイムの名前とバージョンを指定します。
この値の例として、​2.1.1-API-Gateway​、​3.9.1-visualizer​、​4.1.1​ などが挙げられます。
(この値は、デフォルトでは最新の CloudHub Runtime バージョンとなります。)

--workers

ワーカーの数。(このデフォルト値は「1」)。

--workerSize

vCore のワーカーのサイズ。(このデフォルト値は「1」)。

--region

デプロイ先のリージョンの名前。
サポートされているすべてのリージョンのリストを取得するには、​cloudhub:region:list​ コマンドを使用します。

--property

プロパティ (​name:value​) を設定する。
設定するプロパティは引用符で囲み、文字 ​:​ および ​=​ はエスケープする必要があります。
(例: --property "salesforce.password:qa\=34534"​)。

文字 ​:​ は、プロパティの名前に使用できません。

--propertiesFile

このファイルの値ですべてのプロパティを上書きする。ファイル形式は、1 行以上の ​name:value​ 形式です。ローカルハードドライブのプロパティファイルの絶対パスを設定します。

--[no-]persistentQueues

永続的なキューを有効または無効にする (このデフォルト値は ​disabled​)。

--[no-]persistentQueuesEncrypted

永続的なキューの暗号化を有効または無効にする (このデフォルト値は ​disabled​)。

--[no-]staticIPsEnabled

静的 IP を有効または無効にする。このデフォルト値は ​disabled​。

--[no-]objectStoreV1

Object Store V1 を有効または無効にする。
objectStoreV1​ フラグを使用する場合、​objectStoreV2​ も指定することはできません。

--[no-]objectStoreV2

Object Store V2 を有効または無効にする。
objectStoreV2​ フラグを使用する場合、​objectStoreV1​ も指定することはできません。

--[no-]autoRestart

応答しない場合にアプリケーションを自動的に再起動する。このデフォルト値は ​enabled​。

--output

応答形式を指定する。サポートされている値は、​table​ (デフォルト) および ​json​ です。

--help

使用量情報を出力する

--timeout

タイムアウト値をミリ秒単位で設定します。​60000​ ~ ​300000​ の値を設定できます。

Anypoint Platform CLI から静的 IP を割り当てることはできません。有効化または無効化のみが可能です。

フラグを使用せずにデプロイする場合、アプリケーションはすべてのデフォルト値を使用してデプロイされます。

Mule 4.5 以降、MuleSoft は Edge と長期サポート (LTS) という 2 つの新しいリリースチャネルを導入します。新しいリリースチャネルの Mule Runtime バージョン設定スキーマは次のとおりです。

メジャー[数値] .マイナー[数値] . パッチ[数値] : ビルド[数値] チャネル[Edge の場合は e、LTS の場合はなし]

これらの値の例としては、Edge の場合は ​4.5.0:1e​、LTS の場合は ​4.6.0:1​ となります。

詳細は、Edge and LTS Releases for Muleを参照してください。

このコマンドには複数オプションのフラグがあります。コマンドで複数オプションのフラグを使用する場合は、フラグの前にパラメーターを置くか、パラメーターの前に ​`-- `​ (2 つのダッシュの後にスペース) を使用します。

runtime-mgr:cloudhub-application:modify

> runtime-mgr:cloudhub-application:modify  <name> [zipfile] [flags]

このコマンドは、既存のアプリケーションの設定を更新します。必要に応じて、新しい ZIP ファイルをアップロードして更新できます。 このコマンドでは、​deploy​ コマンドとまったく同じフラグを使用できます。

このコマンドの出力には、​Status​ (アプリケーションの以前のデプロイメントの状況の状態) が含まれます。
このコマンドには複数オプションのフラグがあります。コマンドで複数オプションのフラグを使用する場合は、フラグの前にパラメーターを置くか、パラメーターの前に ​`-- `​ (2 つのダッシュの後にスペース) を使用します。

runtime-mgr:cloudhub-application:download-logs

> runtime-mgr:cloudhub-application:download-logs [flags] <name> <directory>

このコマンドは、​<name>​ で指定されるアプリケーションのログを指定のディレクトリにダウンロードします。

UI とは異なり、CLI からダウンロードするログでは、システムログとワーカーログが分離されません。

runtime-mgr:cloudhub-application:tail-logs

> runtime-mgr:cloudhub-application:tail-logs [flags] <name>

このコマンドは、アプリケーションログの末尾を表示します。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。

runtime-mgr:cloudhub-application:copy

> runtime-mgr:cloudhub-application:copy <source> <target> [flags]

このコマンドは、​source​ で渡される CloudHub アプリケーションを ​target​ で渡される対象にコピーします。

引数 ​source​ および ​target​ は、​([group_id]/)<asset_id>/<version>​ の形式にする必要があります。

group_id​ が指定されていない場合、現在選択されている組織 ID がデフォルトに設定されます。

次に例を示します。

> runtime-mgr:cloudhub-application:copy Services:QA/application-1 Development:QA/application-2

application-1​ という名前のアプリケーションをサービス組織の QA 環境から開発組織の QA 環境にコピーします。
Anypoint Platform CLI でサービス組織の QA 環境を使用する場合、コマンドの ​source​ としてアプリケーション名を使用できます。

> runtime-mgr:cloudhub-application:copy application-1 Development/QA/application-2
このコマンドを実行するには、ユーザーに OS の ​/tmp​ ディレクトリ (CLI のインストール先) への参照/更新アクセス権が必要です。

このコマンドでは、デフォルトの ​--help​ および ​-f​/​--fields​ フラグ以外に次のフラグも使用できます。

フラグ 説明

--property

プロパティ (​name:value​) を設定する。

プロパティは引用符で囲み、​:​ 文字と ​=​ 文字はエスケープします。例:

--property "salesforce.password:qa\=34534"

このコマンドには複数オプションのフラグがあります。コマンドで複数オプションのフラグを使用する場合は、フラグの前にパラメーターを置くか、パラメーターの前に ​`-- `​ (2 つのダッシュの後にスペース) を使用します。
安全な隠しアプリケーションプロパティが含まれるアプリケーションをコピーする場合は、​--property​ フラグを使用して ​copy​ コマンドのプロパティを渡します。 安全な隠しアプリケーションプロパティについては、​「アプリケーションプロパティを安全に隠す」​を参照してください。

CloudHub 専用ロードバランサー

コマンド 説明

組織内のすべてのロードバランサーをリストする

ロードバランサーの詳細を表示する

ロードバランサーを作成する

ロードバランサーを開始する

ロードバランサーを停止する

ロードバランサーを削除する

証明書を既存のロードバランサーに追加する

ロードバランサーから証明書を削除する

ロードバランサーが提供するデフォルトの証明書を設定する

特定の証明書のロードバランサー設定を表示する

IP または IP の範囲をロードバランサーの許可リストに追加する

IP または IP の範囲をロードバランサーの許可リストから削除する

ロードバランサーのプロキシマッピングルールをリストする。​certificateName​ が指定されていない場合、デフォルトの SSL エンドポイントのマッピングが表示されます。

指定されたインデックスでプロキシマッピングルールを追加する。​certificateName​ が指定されていない場合、デフォルトの SSL エンドポイントのマッピングが表示されます。

プロキシマッピングルールを削除する。​certificateName​ が指定されていない場合、デフォルトの SSL エンドポイントのマッピングが表示されます。

動的 IP を有効にする

動的 IP を無効にする

サポートされているすべてのリージョンをリストする

使用可能なすべてのランタイムをリストする

cloudhub:load-balancer:list

> cloudhub:load-balancer:list [flags]

このコマンドは、Anypoint Platform のすべてのロードバランサーをリストします。ロードバランサーの名前、ドメイン、その状態、およびロードバランサーがバインドされている Anypoint VPC ID を表示します。

このコマンドには ​--output​ フラグを使用できます。​--output​ フラグを使用して、応答形式を指定します。サポートされている値は、​table​ (デフォルト) および ​json​ です。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ も受け入れます。

cloudhub:load-balancer:describe

> cloudhub:load-balancer:describe [flags] <name>

このコマンドは、​<name>​ で指定されるロードバランサーに関する情報を表示します。

フラグ ​-o json​ を使用して、​<name>​ で指定するアプリケーションの未加工の JSON 応答を取得します。

ロードバランサーの名前、ドメイン、その状態、およびロードバランサーがバインドされている Anypoint VPC ID を表示します。

このコマンドには ​--output​ フラグを使用できます。​--output​ フラグを使用して、応答形式を指定します。サポートされている値は、​table​ (デフォルト) および ​json​ です。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ も受け入れます。

cloudhub:load-balancer:create

> cloudhub:load-balancer:create [flags] <vpc> <name> <certificate> <privateKey>

このコマンドは、環境変数で指定される値を使用してロードバランサーを作成します。

説明

vpc

このロードバランサーがバインドされる Anypoint VPC の名前。
Anypoint VPC 名にスペースが含まれている場合、「"」文字で囲んで渡す必要があります。

vpc-demo

name

ロードバランサーの名前。

newtestloadbalancer

certificate

ローカルハードドライブのサーバー証明書の ​.pem​ ファイルへの絶対パス。
証明書ファイルは、暗号化せずに PEM でエンコードする必要があります。

/Users/mule/Documents/cert.pem

privateKey

ローカルハードドライブのサーバー証明書の非公開キーの ​.pem​ ファイルへの絶対パス。
非公開キーファイルは、パスフレーズレスである必要があります。

/Users/mule/Documents/privateKey.pem

<name>​ で渡すロードバランサーの名前は一意である必要があります。
デフォルトでは、ロードバランサーは HTTPS で外部要求をリスンし、HTTP で内部的にワーカーと通知します。
HTTPS でリスンするように Anypoint VPC 内の Mule アプリケーションを設定している場合、​load-balancer mappings add​ コマンドを使用してマッピングリストを作成するときに ​upstreamProtocol​ が HTTPS に設定されていることを確認してください。

このコマンドでは、デフォルトの ​--help​ フラグ以外に次のフラグも受け入れます。

フラグ 説明

--http

ロードバランサーの HTTP 動作を指定する。これは ​on​ (HTTP 要求を受け入れて、設定したデフォルトの ​sslendpoint​ に転送する)、​off​ (すべての HTTP 要求を拒否する)、または ​--redirect​ (HTTPS にリダイレクトする) に設定できます。

--clientCertificate

クライアント証明書ファイル

--verificationMode

クライアント検証モードを指定する。​on​ (常に検証)、​off​ (検証しない)、または ​optional​ (検証は省略可能) に設定できます。

--crl

証明書失効リストファイル

--[no-]tlsv1

TLSv1、TLSv1.1、TLSv1.2 をサポートする

--[no-]dynamic-ips

再起動後は保持されない動的 IP を使用する。

CloudHub は、オンライン証明書状況プロトコル (OCSP) を実装しません。証明書失効リストを最新の状態に保つには、 CloudHub API​ を使用してプログラムで証明書を更新することをお勧めします。

設定に関する詳細は、​「SSL エンドポイントと証明書の設定」​を参照してください。

cloudhub:load-balancer:start

> cloudhub:load-balancer:start [flags] <name>

このコマンドは、​<name>​ で指定されるロードバランサーを開始します。
このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。

cloudhub:load-balancer:stop

> cloudhub:load-balancer:stop [flags] <name>

このコマンドは、​<name>​ で指定されるロードバランサーを停止します。
このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。

cloudhub:load-balancer:delete

> cloudhub:load-balancer:delete [flags] <name>

このコマンドは、​<name>​ で指定されるロードバランサーを削除します。

このコマンドは、削除する前に 2 回入力を促しません。削除命令を送信する場合、確認を求められることはありません。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。

cloudhub:load-balancer:ssl-endpoint:add

> cloudhub:load-balancer:ssl-endpoint:add [flags] <name> <certificate> <privateKey>

このコマンドは、渡される証明書と非公開キーを使用して、SSL エンドポイントを ​<name>​ で指定されるロードバランサーに追加します。

説明

name

ロードバランサーの名前。

newtestloadbalancer

certificate

ローカルハードドライブの証明書の ​.pem​ ファイルへの絶対パス。
証明書ファイルは、暗号化せずに PEM でエンコードする必要があります。

/Users/mule/Documents/cert.pem

privateKey

ローカルハードドライブの非公開キーの ​.pem​ ファイルへの絶対パス。
非公開キーファイルは、パスフレーズレスである必要があります。

/Users/mule/Documents/privateKey.pem

CloudHub は、オンライン証明書状況プロトコル (OCSP) を実装しません。証明書失効リストを最新の状態に保つには、 CloudHub API​ を使用してプログラムで証明書を更新することをお勧めします。

このコマンドでは、デフォルトの ​--help​ フラグ以外に次のフラグも受け入れます。

フラグ 説明

--clientCertificate

クライアント証明書ファイル

--verificationMode

クライアント検証モードを指定する。​on​ (常に検証)、​off​ (検証しない)、または ​optional​ (検証は省略可能) に設定できます。

--crl

証明書失効リストファイル

--tlsv1

TLSv1、TLSv1.1、TLSv1.2 をサポートする

設定に関する詳細は、​「SSL エンドポイントと証明書の設定」​を参照してください。

cloudhub:load-balancer:ssl-endpoint:remove

> cloudhub:load-balancer:ssl-endpoint:remove [flags] <name> <certificateName>

このコマンドは、​<name>​ で指定されるロードバランサーから ​<certificateName>​ で指定される SSL 証明書を削除します。

このコマンドは、削除する前に 2 回入力を促しません。削除命令を送信する場合、確認を求められることはありません。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。

cloudhub:load-balancer:ssl-endpoint:set-default

> cloudhub:load-balancer:ssl-endpoint:set-default [flags] <name> <certificateName>

このコマンドは、​<name>​ で渡されるロードバランサーのデフォルトの証明書として ​<certificateName>​ で指定される証明書を設定します。

このコマンドでは、デフォルトの ​--help​ フラグ以外に次のフラグも受け入れます。

フラグ 説明

--http

ロードバランサーの HTTP 動作を指定する

cloudhub:load-balancer:ssl-endpoint:describe

> cloudhub:load-balancer:ssl-endpoint:set-describe [flags] <name> <certificateName>

このコマンドは、​<certificateName>​ で指定される証明書の ​<name>​ で渡されるロードバランサーの設定に関する情報を表示します。

このコマンドには ​--output​ フラグを使用できます。​--output​ フラグを使用して、応答形式を指定します。サポートされている値は、​table​ (デフォルト) および ​json​ です。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ も受け入れます。

cloudhub:load-balancer:allowlist:add

> cloudhub:load-balancer:allowlist:add [flags] <name> <cidrBlock>

このコマンドでは、​<cidrBlock>​ で指定される IP アドレスの範囲を ​<name>​ で指定されるロードバランサーの許可リストに追加します。

許可リストは、CN 証明書レベルではなく、ロードバランサーレベルで動作します。 CIDR 表記​の形式の IP アドレスのみを渡してください。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。

cloudhub:load-balancer:allowlist:remove

> cloudhub:load-balancer:allowlist:remove <name> <cidrBlock>

このコマンドでは、​<cidrBlock>​ で指定される IP または IP アドレスの範囲を ​<name>​ で指定されるロードバランサーの許可リストから削除します。

このコマンドは、削除する前に 2 回入力を促しません。削除命令を送信する場合、確認を求められることはありません。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。

cloudhub:load-balancer:mappings:describe

> cloudhub:load-balancer:mappings:describe <name> [certificateName]

このコマンドは、​<name>​ で指定されるロードバランサーのマッピングルールをリストします。
certificateName​ が渡されない場合、Anypoint Platform CLI はデフォルトの SSL エンドポイントのマッピングを返します。

このコマンドには ​--output​ フラグを使用できます。​--output​ フラグを使用して、応答形式を指定します。サポートされている値は、​table​ (デフォルト) および ​json​ です。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ も受け入れます。

cloudhub:load-balancer:mappings:add

> cloudhub:load-balancer:mappings:add [flags] <name> <index> <inputUri> <appName> <appUri> [certificateName]

このコマンドは、​certificateName​ フラグで渡される CN の ​<name>​ で指定されるロードバランサーにプロキシマッピングルールを追加します。
certificateName​ が渡されない場合、Anypoint Platform CLI はマッピングをデフォルトの SSL エンドポイントに追加します。

説明

name

ルールが適用されるロードバランサーの名前。

testloadbalancer

inputUri

入力 URL の URI の名前

example.com

appName

要求が転送される出力 URL のアプリケーションの名前

{app}-example

appUri

要求が転送される出力 URL のアプリケーションの URI

/

上の例の値の場合、​my-superapp.api.example.com/status?limit=10​ への入力コールでアプリケーションのエンドポイント ​my-superapp-example: /status?limit=10​ がコールされます。

このコマンドでは、​--upstreamProtocol​ フラグも使用できます。 --upstreamProtocol​ フラグは、内部的にロードバランサーと通信するためにアプリケーションで使用されるプロトコルを設定します。アップストリームプロトコルが設定されていない場合、HTTP がデフォルトとして使用されます。

フラグ 説明

--upstreamProtocol <protocol>

HTTP ポート 8091 または HTTPS ポート 8092 でアップストリームアプリケーションを確認する。 サポートされている値: http​、​https

--certificateName <certificate name>

省略可能なフラグ

cloudhub:load-balancer:mappings:remove

> cloudhub:load-balancer:mappings:remove [flags] <name> <index> [certificateName]

このコマンドは、​<index>​ で指定される優先度インデックスおよび ​certificateName​ フラグとして指定される CN で、​<name>​ で指定されるロードバランサーからプロキシマッピングルールを削除します。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。

certificateName​ が渡されない場合、Anypoint Platform CLI はデフォルトの SSL エンドポイントのマッピングを削除します。

cloudhub:load-balancer:dynamic-ips:enable

> cloudhub:load-balancer:dynamic-ips:enable [flags] <name>

このコマンドは、​<name>​ で指定されるロードバランサーの動的 IP を有効にします。 このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。

cloudhub:load-balancer:dynamic-ips:disable

> cloudhub:load-balancer:dynamic-ips:disable [flags] <name>

このコマンドは、​<name>​ で指定されるロードバランサーの動的 IP を無効にします。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。

cloudhub:region:list

> cloudhub:region:list [flags]

このコマンドは、サポートされているすべてのリージョンをリストします。

このコマンドには ​--output​ フラグを使用できます。​--output​ フラグを使用して、応答形式を指定します。サポートされている値は、​table​ (デフォルト) および ​json​ です。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ も受け入れます。

cloudhub:runtime:list

> cloudhub:runtime:list [flags]

このコマンドは、サポートされているすべてのランタイムをリストします。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。

CloudHub Anypoint VPC

コマンド 説明

すべての Anypoint VPC をリストする

Anypoint VPC の詳細を表示する

新しい Anypoint VPC を作成する

既存の Anypoint VPC を削除する

Runtime Manager 環境と Anypoint VPC の関連付けを変更する。

Runtime Manager 環境と Anypoint VPC の関連付けを変更する。

Anypoint VPC を一連のビジネスグループと共有する。

Anypoint VPC を一連のビジネスグループと共有する。

内部 DNS サーバーを使用して解決されるドメイン名を設定する。フラグを指定せずに使用する場合、内部 DNS が無効になります。

内部 DNS サーバーを使用して解決されるドメイン名のリストをクリアする

この Anypoint VPC の Mule アプリケーションのファイアウォールルールを表示する

この Anypoint VPC の Mule アプリケーションのファイアウォールルールを追加する

この Anypoint VPC の Mule アプリケーションのファイアウォールルールを削除する

cloudhub:vpc:list

> cloudhub:vpc:list [flags]

このコマンドは、使用可能なすべての Anypoint VPC をリストします。ID、リージョン、ネットワークの環境、およびデフォルトの Anypoint VPC かどうかを返します。

このコマンドには ​--output​ フラグを使用できます。​--output​ フラグを使用して、応答形式を指定します。サポートされている値は、​table​ (デフォルト) および ​json​ です。

cloudhub:vpc:describe

> cloudhub:vpc:describe [flags] <name>

このコマンドは、​<name>​ で指定される Anypoint VPC に関する情報を表示します。

フラグ ​-o json​ を使用して、​<name>​ で指定するアプリケーションの未加工の JSON 応答を取得します。

このコマンドには ​--output​ フラグを使用できます。​--output​ フラグを使用して、応答形式を指定します。サポートされている値は、​table​ (デフォルト) および ​json​ です。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。

cloudhub:vpc:create

> cloudhub:vpc:create [flags] <name> <region> <cidrBlock> [environments...]

このコマンドは、クラスレスインタードメインルーティング (CIDR) ブロック形式 ( CIDR 表記​を使用) の ​<cidrBlock>​ で渡される​サイズ​で ​<name>​ の名前を使用して ​<region>​ で指定されるリージョンに Anypoint VPC を作成し、後で引数として渡される​環境​に関連付けます。

Anypoint VPC は、組織内のビジネスグループにバインドされている必要があります。Anypoint VPC を作成するときに ​business-groups add​ コマンドを使用して、ビジネスグループに割り当ててください。

このコマンドでは、デフォルトの ​--help​ フラグ以外に ​--default​ フラグも使用できます。渡されると、Anypoint VPC は選択された環境のデフォルトの Anypoint VPC として作成されます。

このコマンドには ​--output​ フラグを使用できます。​--output​ フラグを使用して、応答形式を指定します。サポートされている値は、​table​ (デフォルト) および ​json​ です。

cloudhub:vpc:delete

> cloudhub:vpc:delete <name>

このコマンドは、​<name>​ で指定される Anypoint VPC を削除します。

このコマンドは、削除する前に 2 回入力を促しません。削除命令を送信する場合、確認を求められることはありません。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。

cloudhub:vpc:environments:add

> cloudhub:vpc:environments:add [flags] <vpc> [environments...]

このコマンドは、​<vpc>​ で定義される Anypoint VPC を、後で引数として渡される環境に割り当てます。
--default​ フラグでは、Anypoint VPC を組織のデフォルトとして設定できます。これは、Anypoint VPC が明示的に関連付けられていないすべての環境に適用されます。

このコマンドでは、デフォルトの ​--help​ フラグも使用できます。

cloudhub:vpc:environments:remove

> cloudhub:vpc:environments:remove [flag] <vpc> [environments...]

このコマンドは、​<vpc>​ で定義される Anypoint VPC を、後で引数として渡される環境から削除します。
このコマンドでは、デフォルトの ​--help​ フラグ以外に、この Anypoint VPC を環境のデフォルトの Anypoint VPC として削除する ​--default​ フラグも使用できます。

cloudhub:vpc:business-groups:add

> cloudhub:vpc:business-groups:add [flags] <vpc> <businessGroups...>

このコマンドは、​<vpc>​ で定義される Anypoint VPC を、後で引数として渡されるビジネスグループに割り当てます。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。

cloudhub:vpc:business-groups:remove

> cloudhub:vpc:business-groups:remove [flags] <vpc> <businessGroups...>

このコマンドは、​<vpc>​ で定義される Anypoint VPC を、後で引数として渡されるビジネスグループから削除します。

このコマンドは、指定されたリソースから Anypoint VPC を削除する前に 2 回入力を促しません。削除命令を送信する場合、確認を求められることはありません。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。

cloudhub:vpc:dns-servers:set

> cloudhub:vpc:dns-servers:set [flags] <vpc>

このコマンドは、非公開アドレスでも公開アドレスでも IP アドレスを指定する必要がある DNS サーバーを使用して解決されるローカルホスト名 (内部ドメイン名) のリストを設定します。
それらの非公開ドメインが指定されている場合、ワーカーは非公開 DNS を使用して解決するため、非公開ネットワークの内部ホスト名を引き続き使用できます。

この機能は、Mule バージョン 3.5.x、3.6.x、3.7.4、3.8.0-HF1、3.8.1、3.8.2 を実行しているワーカーでサポートされます。

このコマンドでは、デフォルトの ​--help​ フラグ以外に次のフラグも受け入れます。

フラグ 説明

--server

特殊なドメインを解決する DNS サーバーの IP アドレス。最大 3 回指定できます。

--domain

特殊な DNS サーバーリストで解決するドメイン。複数回指定できます。

ドメインは任意の数、IP アドレスは最大 3 個渡すことができます。
例: $ cloudhub:vpc:dns-servers:set --domain example.com --server 192.168.1.10 <VPC Name>​.

このコマンドを実行するたびに、以前の DNS セットコマンドは上書きされます。
DNS セットを削除するには、​vpc dns-servers unset​ コマンドを使用する必要があります。

cloudhub:vpc:dns-servers:unset

> cloudhub:vpc:dns-servers:unset [flags] <vpc>

このコマンドは、​<vpc>​ で渡される Anypoint VPC の DNS サーバーを使用して解決されるローカルホスト名 (内部ドメイン名) のリストをクリアします。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。

cloudhub:vpc:firewall-rules:describe

> cloudhub:vpc:firewall-rules:describe <vpc>

このコマンドは、​<vpc>​ で定義される Anypoint VPC のすべてのファイアウォールルールの情報を表示します。

このコマンドには ​--output​ フラグを使用できます。​--output​ フラグを使用して、応答形式を指定します。サポートされている値は、​table​ (デフォルト) および ​json​ です。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ も受け入れます。

cloudhub:vpc:firewall-rules:add

> cloudhub:vpc:firewall-rules:add [flags] <vpc> <cidrBlock> <protocol> <fromPort> [toPort]

このコマンドは、変数で設定される値を使用して、​<vpc>​ で定義される Anypoint VPC にファイアウォールルールを追加します。

説明

vpc

このロードバランサーがバインドされる Anypoint VPC の名前。
Anypoint VPC 名にスペースが含まれている場合、「"」文字で囲んで渡す必要があります。

vpc-demo

cidrBlock

ファイアウォールで許可する CIDR 表記の IP アドレス。

192.0.1.0/27

protocol

ルールで使用するプロトコル。​tcp​ または ​udp​ になります。

tcp

fromPort

ファイアウォールで要求を許可するポート。(0 ~ 65535)。

8888

toPort

省略可能​。ポート範囲が必要な場合、​fromPort​ および ​toPort​ 変数でそのような範囲を定義します。

8090

Anypoint VPC を作成するときにアウトバウンドアドレスを許可してください。
デフォルトでは、すべての IP アドレスがブロックされるため、Anypoint VPC ファイアウォールルールに対して IP アドレスまたはアドレスの範囲を承認する必要があります。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。

cloudhub:vpc:firewall-rules:remove

> cloudhub:vpc:firewall-rules:remove <vpc> <index>

このコマンドは、​<index>​ で渡されるインデックスで、​<vpc>​ で指定される Anypoint VPC 内のワーカーからファイアウォールルールを削除します。

このコマンドでは、デフォルトのフラグ ​--help​ のみを受け入れます。