オブジェクト種別のマージの作成および編集

次のタスクでは、統合スキーマ内およびローカルスキーマ内でマージを作成する方法と元に戻す方法を説明します。

オブジェクト種別のマージ

オブジェクト種別をマージすると、類似の 2 つのオブジェクト種別の項目を結合して、1 つのクエリで有益な結果を得ることができます。

オブジェクト種別を同じ API スキーマ内でローカルにマージすることも、オブジェクト種別を統合スキーマの種別とマージすることもできます。

マージするオブジェクト種別が​表示されるように設定​されていることを確認します。

オブジェクト種別をマージする手順は、次のとおりです。

  1. API スキーマのナビゲーションで、マージするオブジェクト種別を選択します。

  2. [Merge (マージ)]​ ペインで、マージ先の対象種別を選択します。

    次の例では、​OrderSummary​ という現在の種別を ​OrderResponse​ という対象オブジェクト種別にマージします。

    order summary 種別とマージする対象種別として order response を選択

    対象種別が同じ名前である必要はありません。

  3. 現在の種別でコラボレーションが可能ながら、まだ有効になっていない場合や、選択した対象種別に主キーが定義されている場合は、次のいずれかを選択します。

    • (推奨) 2 つの種別の項目を結合して、この種別のクエリ結果を向上させます。

      この方法を選択すると、​[Enable collaboration (コラボレーションを有効化)]​ ペインが表示され、このペインでデフォルトのクエリメソッドと主キーを設定するか、クエリメソッドに複合キーを使用する場合は主キーを 2 つ設定します。(オブジェクト種別のコラボレーションについての詳細は、​「種別のコラボレーションの有効化」​を参照してください。)

    • 現在の種別を参照と宣言し、マージ先の種別の項目とデータセットのみが返されるようにします。

  4. [Merge with another type (別の種別とマージ)]​ ペインで、​[Preview merge result (マージ結果のプレビュー)]​ をクリックします。

    次の例では、プレビューに統合スキーマの ​OrderResponse​ 対象オブジェクト種別が表示され、​OrderSummary​ オブジェクト種別が ​OrderResponse​ にマージされた後に追加された新しい項目も示されています。

    order summary と order response のマージ結果のプレビュー
  5. 終了する場合は、​[Confirm merge (マージを確認)]​ をクリックします。

変更を適用すると、次のとおり、統合スキーマのマージ後のオブジェクト種別にマージ済みであることが示されます。

プレビューのマージ結果のインジケーター

オブジェクト種別間のマージを元に戻す

必要に応じて、オブジェクト種別間のマージを元に戻すことができます。たとえば、オブジェクト種別 A をオブジェクト種別 C にマージしたいと考えているが、種別 A がすでに統合スキーマまたはローカルの API スキーマの種別 B にマージされている場合は、まず種別 A と B 間の既存のマージを元に戻してから、種別 C との新しいマージを作成する必要があります。

次の点に注意してください。

  • マージを元に戻すと、マージした種別に既存のクエリが中断されます。

  • オブジェクト種別 A と統合スキーマの種別 B 間のマージを元に戻す場合は、オブジェクト種別 A (とマージされているクエリメソッド) の名前を変更する必要があります。オブジェクト種別 A (とそのクエリメソッド) の名前が変更されるか、種別 B と再度マージされるまで、Anypoint DataGraph に競合が表示されます。

  • マージを元に戻すと、null 可能な項目が元の状態に戻ります。たとえば、オブジェクト種別の項目に null を指定できなかったが、マージの結果 null 可能になった場合、マージを元に戻すと、この項目に null を指定できなくなります。

マージを元に戻す手順は、次のとおりです。

  1. 統合スキーマで、​[List of API added (追加された API のリスト)]​ をクリックし、マージされたオブジェクト種別を含む API を選択します。

  2. API スキーマのナビゲーションで、オブジェクト種別を選択し、​[Merge (マージ)]​ ペインまでスクロールします。

  3. [Undo merge (マージを元に戻す)]​ をクリックします。

  4. [Apply Changes (変更を適用)]​ をクリックします。

ローカルマージを分割する

ローカルマージを分割して、競合の解決、要素の表示の管理、項目の名前変更、ローカルの API スキーマでのその他の編集を行います。

ローカルでマージされ、さらに統合スキーマの種別とマージされたオブジェクト種別がある場合は、まず統合スキーマとのマージを元に戻す必要があります。

マージを分割する手順は、次のとおりです。

  1. [List of API added (追加された API のリスト)]​ をクリックし、マージ解除するオブジェクト種別を含む API スキーマを選択します。

  2. API スキーマのナビゲーションで、オブジェクト種別を選択し、[Merge (マージ)] ペインまでスクロールします。

  3. [Split Local Merge (ローカルマージを分割)]​ > ​[Apply Changes (変更を適用)]​ の順にクリックします。

分割後、種別は元の状態に戻りますが、項目の表示の変更や新しい名前などのカスタマイズは維持されます。