hashWith

DataWeave 2.2 は Mule 4.2 と互換性があり、Mule 4.2 にバンドルされています。 このバージョンの Mule は、拡張サポートが終了する 2023 年 5 月 2 日にその すべてのサポート​が終了しました。

このバージョンの Mule を使用する CloudHub には新しいアプリケーションをデプロイできなくなります。許可されるのはアプリケーションへのインプレース更新のみになります。

標準サポートが適用されている最新バージョンの Mule 4 にアップグレード​することをお勧めします。これにより、最新の修正とセキュリティ機能強化を備えたアプリケーションが実行されます。

hashWith(Binary, String): Binary

指定されたアルゴリズムを使用してバイナリコンテンツのハッシュ値を計算します。

最初の引数はハッシュ値の計算に使用するバイナリコンテンツを指定し、2 つ目の引数は使用するハッシュアルゴリズムを指定します。2 つ目の引数は、使用可能なアルゴリズム名にする必要があります。

アルゴリズム名 説明

MD2

RFC 1319 [http://www.ietf.org/rfc/rfc1319.txt] で定義される MD2 メッセージダイジェストアルゴリズム。

MD5

RFC 1321 [http://www.ietf.org/rfc/rfc1321.txt] で定義される MD5 メッセージダイジェストアルゴリズム。

SHA-1​、​SHA-256​、​SHA-384​、​SHA-512

FIPS PUB 180-2 [http://csrc.nist.gov/publications/fips/index.html] で定義されるハッシュアルゴリズム。SHA-256 は衝突攻撃に対する 128 ビットのセキュリティを提供するための 256 ビットハッシュ関数で、SHA-512 は 256 ビットのセキュリティを提供するための 512 ビットハッシュ関数です。384 ビットハッシュは、SHA-512 の出力を切り捨てることによって取得できます。

パラメーター

Name (名前) 説明

content

ハッシュするバイナリ入力コンテンツ。

algorithm

content​ のハッシュ値を計算するために使用するアルゴリズムの名前。この値は ​String​ です。デフォルトは ​SHA-1​ です。

次の例では、MD2 アルゴリズムを使用してバイナリ値を暗号化します。

取得元

%dw 2.0
import dw::Crypto
output application/json
---
{ "md2" : Crypto::hashWith("hello" as Binary, "MD2") }

出力

{ "md2": "\ufffd\u0004ls\ufffd\u00031\ufffdh\ufffd}8\u0004\ufffd\u0006U" }