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  5. mask

mask

mask(value: Null, fieldName: String | Number | PathElement): (newValueProvider: (oldValue: Any, path: Path) -> Any) -> Null

mask​ を ​null​ 値に使用できるようにするヘルパー関数。

DataWeave バージョン 2.2.2 で導入されました。​

mask(value: Any, selector: PathElement): (newValueProvider: (oldValue: Any, path: Path) -> Any) -> Any

この ​mask​ 関数は、指定された条件に一致するすべての​単純​要素を置き換えます。

単純要素に子要素はありません。また、単純要素をオブジェクトまたは配列にすることはできません。

DataWeave バージョン 2.2.2 で導入されました。​

パラメーター

名前 説明

​value

マスクで使用する値。値には任意の DataWeave 型を使用できます。

​selector

​PathElement​ セレクター。

例

次の例は、オブジェクトの配列内の ​password​ 項目の値をマスクする方法を示しています。これは ​field("password")​ を使用して ​PathElement​ を返し、それを ​mask​ に渡します。​with ""​ を使用して、マスクで使用する値 (​​) を指定します。

ソース

%dw 2.0
output application/json
import * from dw::util::Values
---
[{name: "Peter Parker", password: "spiderman"}, {name: "Bruce Wayne", password: "batman"}] mask field("password") with "*****"

出力

[
   {
     "name": "Peter Parker",
     "password": "*****"
   },
   {
     "name": "Bruce Wayne",
     "password": "*****"
   }
 ]

mask(value: Any, fieldName: String): (newValueProvider: (oldValue: Any, path: Path) -> Any) -> Any

この ​mask​ 関数は、項目をその名前で選択します。

DataWeave バージョン 2.2.2 で導入されました。​

パラメーター

名前 説明

​value

マスクで使用する値。値には任意の DataWeave 型を使用できます。

​fieldName

マスクする項目の名前を指定する文字列。

例

次の例は、入力内の項目の名前を使用してマスクを実行する方法を示しています。この値を持つすべての項目の値を変更します。

ソース

%dw 2.0
output application/json
import * from dw::util::Values
---
[{name: "Peter Parker", password: "spiderman"}, {name: "Bruce Wayne", password: "batman"}] mask "password" with "*****"

出力

[
   {
     "name": "Peter Parker",
     "password": "*****"
   },
   {
     "name": "Bruce Wayne",
     "password": "*****"
   }
 ]

mask(value: Any, i: Number): (newValueProvider: (oldValue: Any, path: Path) -> Any) -> Any

この ​mask​ 関数は、配列の要素をそのインデックスで選択します。

DataWeave バージョン 2.2.2 で導入されました。​

パラメーター

名前 説明

​value

マスクする値。値には任意の DataWeave 型を使用できます。

​index

マスクするインデックス。インデックスは数値である必要があります。

例

次の例は、ネストされた配列内のすべての要素に対して ​mask​ がどのように動作するかを示しています。 インデックス ​1​ の位置にある各要素の値を ​false​ に変更します。

ソース

%dw 2.0
output application/json
import * from dw::util::Values
---
[[123, true], [456, true]] mask 1 with false

出力

[
   [
     123,
     false
   ],
   [
     456,
     false
   ]
 ]