ローカルモードでのタイムアウトの設定

Flex Gateway では、サービス品質を改善して計算リソースの無駄を減らせるように次のタイムアウトが提供されます。

  • ストリームアイドルタイムアウト
    ストリームアイドルタイムアウトでは、ストリームがインバウンド (クライアントから Flex Gateway) またはアウトバウンド (Flex Gateway からアップストリームサービス) 方向のデータを受信せずにアイドル状態を続けられる最大時間を設定できます。

    デフォルトでは、すべての Flex Gateway API インスタンスに 300 秒のストリームタイムアウトが設定されています。

  • アップストリームアイドルタイムアウト
    アップストリームアイドルタイムアウトでは、Flex Gateway とアップストリームサービス間のストリームが要求から要求までの間にアイドル状態を続けられる最大時間を設定できます。

    デフォルトでは、すべての Flex Gateway API インスタンスに 60 秒のアップストリームタイムアウトが設定されています。

  • Response Timeout (応答タイムアウト)
    応答タイムアウトでは、Flex Gateway がアップストリームサービスからの応答を待機する最大時間を設定できます。タイムアウトの時間は Flex Gateway によって最後の要求が送信された時点で開始されます。

    デフォルトでは、すべての Flex Gateway API インスタンスに 15 秒の応答タイムアウトが設定されています。

これらのタイムアウトは以下によって設定できます。

  • 環境変数: すべての API インスタンスが適用され、最も永続的な設定オプションです。

  • 設定 YAML ファイル: すべての API インスタンスが適用され、調整が簡単です。

  • ポリシー: 1 つの API インスタンスまたはアップストリームのみが適用され、きめ細かく設定でき、調整が簡単です。

環境変数を使用したタイムアウトの設定

次の環境変数を使用してタイムアウトを設定します。

FLEX_STREAM_IDLE_TIMEOUT_SECONDS: 300
FLEX_UPSTREAM_CONNECTION_IDLE_TIMEOUT_SECONDS/FLEX_CONNECTION_IDLE_TIMEOUT_SECONDS: 60
FLEX_UPSTREAM_RESPONSE_TIMEOUT_SECONDS: 15

目的の設定を使用して変数を編集します。

YAML 設定リソースを使用したタイムアウトの設定

この設定リソースを編集してから適用し、タイムアウトを更新します。

apiVersion: gateway.mulesoft.com/v1alpha1
kind: Configuration
metadata:
  name: timeouts-config
spec:
  timeouts:
    upstreamConnectionIdleSeconds: 300
    upstreamResponseSeconds: 15
    streamIdleSeconds: 60

ポリシーを使用したタイムアウトの設定

このポリシーを API インスタンスまたはアップストリームサービスに適用します。