LDAP Connector 3.5 - Mule 4

Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) 用 Anypoint Connector は、インターネットプロトコル (IP) ネットワーク上の分散ディレクトリ (ネットワークユーザー権限情報など) のメンテナンスとアクセスを促進するために公開されている標準です。

LDAP Connector では、SSL 経由の LDAP と TLS 経由の LDAP の両方がサポートされます。

無料で使用できるオープンソースのプロジェクトやパッケージに多くの LDAP サーバーが含まれています。LDAP サーバーのインストール、実行、設定の詳細については、このドキュメントでは説明しません。

互換性と修正された問題については、「LDAP Connector リリースノート」を参照してください。

始める前に

このコネクタを使用するには、以下に精通している必要があります。

  • LDAP Connector の API

  • Anypoint Connector

  • Mule Runtime Engine (Mule)

  • Mule フローの要素とグローバル要素

  • Anypoint Studio を使用した Mule アプリケーションの作成方法

アプリケーションを作成する前に、以下が必要です。

  • LDAP v3 をサポートする OpenLDAP インスタンスにアクセスするためのログイン情報

  • Anypoint Platform

  • Anypoint Studio バージョン 7.0 以降

コネクタの一般的なユースケース

LDAP Connector の一般的なユースケースを次に挙げます。

  • Active Directory へのユーザーアカウントの追加

    ビジネスユーザーをベース識別名 (DN) で定義された Active Directory グループに追加できます。

  • ユーザー属性の取得

    ユーザーのメールや電話番号など、ビジネスユーザーの基本属性を取得できます。

接続種別

LDAP Connector では 3 つの接続種別がサポートされています。

  • Basic (基本)

    通信は暗号化されません。

  • SSL

    通信は Secure Sockets Layer (SSL) を使用して暗号化されます。

  • TLS

    通信は Transport Layer Security (TLS) を使用して暗号化されます。

これらの各接続種別で基本認証 (ユーザー名とパスワード) を使用できます。

接続種別および認証の設定についての詳細は、​「Studio を使用した LDAP Connector の設定」​を参照してください。