オフラインカスタムポリシーの適用

オフラインポリシーは、API Manager 経由ではなく、ランタイムに直接適用されます。 offline-policies ディレクトリにファイルを作成すると、Mule Runtime Engine (Mule) はファイルの存在を検出して、ポリシーの適用を開始します。

そして Mule は、JSON および XML ポリシーファイルを ​%MULE_HOME%/policies​ の新しいディレクトリ内に生成します。

タスクの前提条件

オフラインカスタムポリシーを適用する前に、以下を確認してください。

  • Mule ゲートウェイ機能​が有効化された状態で Mule Runtime Engine (Mule) がインストールされている。

  • 基本エンドポイントまたはプロキシエンドポイントが設定された ​API​ が API Manager 内に存在する。

  • 自動検出によって API にリンクされている ​HTTP(S) ベースフロー​で Mule アプリケーションがデプロイされている。

    Mule アプリケーション内で自動検出が正しく設定されている場合、アプリケーションの API は API Manager によって追跡されている、または API Manager にペアリングされているとみなすことができます。

オフラインカスタムポリシーの適用

オフラインカスタムポリシーを適用する手順は次のとおりです。

  1. 何らかの理由で Exchange からのポリシーテンプレートを使用しない場合は、オフラインポリシーを API に適用する前に、テンプレート JAR を次のディレクトリに配置してください。

    %MULE_HOME%/policies/policy-templates

  2. ポリシー設定を定義する JSON ファイルを ​%MULE_HOME%/policies/offline-policies​ ディレクトリに作成します。

  3. ポリシー ID に基づいて JSON ファイルに名前を付けます。

  4. ファイルに次の設定と仕様を含めます。

    • ポリシーテンプレート情報

      オフラインポリシー定義のデプロイに使用するテンプレートの Exchange グループ ID、アセット ID、およびバージョンを指定します。

    • ポリシーを適用する API の ID

    • ポリシーを適用するリソースのリスト

    • ポリシーの順序

    • 定義されているテンプレートが handlebars 変数を使用する場合はパラメーター

      次の例は、典型的なオフラインポリシー定義を示します。

      {
       "template" : {
         "groupId" : "com.mulesoft.anypoint",
         "assetId" : "policyTemplate",
         "version" : "0.1.0"
       },
       "api": [
         {
           "id": "1"
         },
         {
           "id": "2"
         }
       ],
       "order": 1,
       "configuration" : {
         "payload" : "Payload"
       }
      }
  5. カスタムオフラインポリシーを適用した後は、Runtime Engine (Mule) ファイルシステムに手動でデプロイする必要があります。