Cache スコープの設定

  1. Mule アプリケーションで、Cache スコープをフローに追加します。

  2. クリックして Cache スコープの [General (一般)] タブを開きます。

  3. Cache スコープを設定します。

    • 表示名を入力する。

    • キャッシュ戦略を選択する。

      例:

      • UI: My_Caching_Strategy

      • Studio XML: cachingStrategy-ref="My_Caching_Strategy"

        本番環境では、デフォルトを使用する代わりに ObjectStore を使用するキャッシュ戦略を参照することをお勧めします。

        キャッシュ戦略を作成する必要がある場合、​[See Also]​の手順を参照してください。

  4. 必要に応じて、特定のペイロードの検索条件をセットアップします。

    DataWeave 式を使用する例: filterExpression="#[user.isPremium()]"

    メッセージが式に一致する場合、Mule はキャッシュ戦略を実行します。

    メッセージが式に一致しない場合、Mule は Cache スコープ内のすべてのメッセージプロセッサーでメッセージを処理しますが、キャッシュされた応答は保存および生成しません。

Cache スコープの設定例

キャッシュ戦略の設定例を次に示します。このキャッシュ戦略は、Database Select 操作と Transform コンポーネントを含む Cache スコープによって参照されます。

<!-- Caching Strategy definition-->
<ee:object-store-caching-strategy name="Caching_Strategy" doc:name="Caching Strategy" />

<!-- The Database Connector config is necessary in this example because there is a Database Select operation-->
<db:config name="Database_Config" doc:name="Database Config" >
    <!-- Database Connector Configuration -->
</db:config>

<!-- Cache Scope configuration referencing the Caching Strategy-->
<ee:cache doc:name="Cache" cachingStrategy-ref="Caching_Strategy">
  <db:select doc:name="Select" config-ref="Database_Config">
    <db:sql >
      <!-- An SQL query-->
    </db:sql>
  </db:select>
  <ee:transform doc:name="Transform Message" >
    <ee:message >
      <ee:set-payload >
        <!-- A DataWeave transformation for the query results -->
      </ee:set-payload>
    </ee:message>
  </ee:transform>
</ee:cache>