アウトバウンド EDIFACT メッセージの送信設定の定義

Partner Manager では、アウトバウンド EDIFACT トランスミッションをホストからパートナーに送信するときに適用される EDIFACT エンベロープパラメーター、検証ルール、制御番号、文字エンコード、区切り文字を設定できます。

パートナーの EDIFACT 送信設定を定義する手順は、次のとおりです。

  1. ナビゲーションメニューで ​[Partners (パートナー)]​ を選択します。

  2. 送信設定を定義するパートナーを選択します。

  3. [Validation and acknowledgement settings (検証と肯定応答の設定)]​ セクションの ​[Send to <partner-name> (<パートナー名> に送信)]​ 列で、​[EDIFACT]​ をクリックします。

  4. 定義する設定を選択します。

  5. [Save (保存)]​ をクリックします。

パートナーの設定ページの値は、そのパートナーに送信されるすべての EDIFACT メッセージのデフォルトとして使用されます。メッセージフローレベルで定義した設定は、アウトバウンドメッセージフローの作成時にカスタムオプションを選択することで上書きできます。

変更がランタイムで有効になるには、最大 5 分かかる場合があります。

一般設定

次の設定を使用して、アウトバウンド EDIFACT メッセージの一般的な検証ルールを設定します。

設定 説明 デフォルト値

Send Syntax Version (構文バージョンを送信)

アウトバウンドメッセージの構文バージョン。

VERSION4

Send UNA (UNA を送信)

有効にすると、生成された EDIFACT ペイロードの先頭に UNA セグメントを追加します。

有効化

Enforce valid characters (有効な文字を適用)

有効な文字を適用します。

有効化

Enforce length limits (長さ制限を適用)

使用されている EDI スキーマで定義されている長さ制限に対してデータ要素を検証します。

有効化

Expect CONTRL for each transmission sent to <partner> (<パートナー> への各送信で CONTRL を想定)

有効にすると、UNB-09 を ​1​ に設定します。これは、パートナーの応答で技術的肯定応答が想定されることを示します。

Disabled (無効)

Enforce code set validations (コードセット検証を適用)

オンにすると、Partner Manager は EDIFACT スキーマで定義されている EDIFACT コードセット検証を適用します。

Disabled (無効)

グローバル制御番号

Partner Manager は、グローバル制御信号を、アウトバウンドメッセージフローで生成される EDIFACT インターチェンジのパートナーレベルで適用します。これらの制御番号は、機能肯定応答を含めてパートナーに送信されるすべてのメッセージ種別で順序付けられます。制御番号はデフォルト値の ​1​ から開始され、組織がアウトバウンドトランスミッションを送信するたびに連続的に増加します。

シーケンスを維持して重複を回避するために初期値を変更する手順は、次のとおりです。

  1. [Change (変更)]​ をクリックして、目的の初期制御番号を入力します。

  2. [Save (保存)]​ をクリックします。

[NOTE] ランタイムで変更が有効になるまでに最大 5 分かかります。

文字セットと区切り文字

次の設定を使用して、生成される EDIFACT ペイロードの文字エンコードと区切り文字を設定します。

設定 説明 デフォルト

Character encoding (文字エンコード)

メッセージで使用する文字エンコード。

ASCII_B

Data element separator (データ要素区切り文字)

データ要素を区切るために使用する文字 (16 進数のコードを使用できます)。

+

Component separator (コンポーネントの区切り文字)

コンポーネントを区切るために使用する文字 (16 進数のコードを使用できます)。

:

Repetition separator (反復の区切り文字)

反復の区切り文字 (16 進数のコードを使用できます)。

*

Segment terminator (セグメント終端文字)

セグメントの終端文字 (16 進数のコードを使用できます)。

'

Release character (リリース文字)

区切り文字として使用する文字のエスケープの役割を果たす文字。

?

Segment line ending (セグメント行末)

出力メッセージテキストを読みやすくするためにセグメント間の行末で使用する文字。可能な値の例:

  • NONE (なし)

    この文字で区切られたセグメントが含まれる 1 行として EDIFACT ペイロードを生成します。

  • CR

    復帰

  • CRLF

    復帰と改行

  • LF

    改行

CRLF

Test Indicator (テストインジケーター)

EDIFACT トランザクションセットがテスト用か本番用かを示します。

いいえ

Use segment line ending in last Line (最後の行にセグメント行末を使用)

Yes​ の場合、Partner Manager はペイロードの最後のセグメントにセグメント行末文字を適用します。

いいえ