インバウンドメッセージのルーティング

エンドポイントの種別とプロトコルに応じて、パートナーの送信メッセージを設定された送信元エンドポイントに転送するには、メッセージ種別 ID、ファイル命名パターン、コンテンツタイプを使用します。

AS2 の [Receive from Partners (パートナーから受信)] エンドポイントを使用するメッセージ

AS2 の [Receive from Partners (パートナーから受信)] エンドポイントを使用するインバウンドメッセージを正常に転送するには、パートナーが次の操作を実行します。

  • 非 EDI ファイル (JSON または XML) の場合は ​{message-type-id}_​ で始まるファイル名を使用します。

    たとえば、メッセージ種別が ​custom-po​ の場合、ファイル名は ​custom-po_​ で始まる必要があります。

    EDI ファイルにはファイル名の制約はありません。

  • メッセージ種別に応じて、インバウンド AS2 メッセージの AS2 MIME タイプを次のように設定します。

    • EDIFACT: application/EDIFACT​ または ​text/plain

    • JSON: application/json

    • X12: application/EDI-X12​ または ​text/plain

    • XML: application/xml

    • CSV: text/csv

FTP または SFTP エンドポイントを使用するメッセージ

Partner Manager がインバウンドメッセージをルーティングするために使用するプロセスは、メッセージが EDI メッセージ (Edifact または X12) か非 EDI メッセージ (JSON または XML) かによって異なります。

EDI メッセージ

Partner Manager は、メッセージコンテンツ内の EDI 識別子に基づいてインバウンド EDI メッセージをルーティングします。

非 EDI メッセージ

Partner Manager は、関連付けられたメッセージ種別またはファイル名のいずれかに基づいてインバウンド非 EDI メッセージをルーティングします。

  • 関連付けられたメッセージ種別をエンドポイント設定で指定した場合、Partner Manager はそのメッセージ種別に基づいてメッセージをルーティングします。

  • 関連付けられたメッセージ種別をエンドポイント設定で指定しなかった場合、Partner Manager はファイル名に基づいてメッセージをルーティングします。ファイル名は ​{message-type-id}_​ で始まり、適切なファイル拡張子を含んでいる必要があります。

    • JSON ファイルの場合は ​.json

    • XML ファイルの場合は ​.xml

    • CSV ファイルの場合は ​*.csv

たとえば、メッセージ種別が ​custom-po​ で、形式が XML の場合、ファイル名は ​custom-po_​ で始まり、​.xml​ で終わる必要があります。

HTTP または HTTPS の [Receive from Partners (パートナーから受信)] エンドポイントを使用するメッセージ

HTTP の [Receive from Partners (パートナーから受信)] エンドポイントまたは HTTPS の [Receive from Partners (パートナーから受信)] エンドポイントを使用するインバウンドメッセージを正常に転送するには、パートナーが次の操作を実行します。

  • EDI メッセージ (Edifact または X12) の場合、ベース URL にメッセージを post 送信し、受信 HTTP 要求の Content-Type 値をメッセージ形式に応じて次のように設定します。

    • EDIFACT: application/EDIFACT​ または ​text/plain

    • JSON: application/json

    • X12: application/EDI-X12​ または ​text/plain

    • XML: application/xml

    • CSV: text/csv

  • 非 EDI メッセージ (JSON、XML) の場合、メッセージ種別 ID を HTTP 要求の相対パスに含めます。

    たとえば、CloudHub デプロイメントで次のシナリオがあるとします。

    • HTTP または HTTPS の [Receive from Partners (パートナーから受信)] エンドポイントのベース URL が ​https://b2b-inbound-http-abcd.us-e2.cloudhub.io:443/receive1/​ である。

    • 想定されるインバウンドメッセージのメッセージ種別 ID が ​custom-po​ である。

      この場合、パートナーは ​https://b2b-inbound-http-abcd.us-e2.cloudhub.io:443/receive1/custom-po​ の URL にメッセージを post 送信する必要があります。