RPA Builder 6.1.1 リリースノート

RPA Builder とは、プロセスのアクションステップを指定することで自動化をビルドできるオンプレミスアプリケーションです。

2023 年 1 月 20 日

新機能

  • 新しい Mail Session (Outlook with OAuth) アクションステップでは、MS Outlook を使用してメールサーバーへの接続を確立し、OAuth を使用して認証することで、メール操作 (メールの読み取り、送信、変更など) を実行できます。

  • 新しい Credentials for OAuth アクションステップでは、実行時に OAuth ログイン情報を生成できます。また、このアクションステップは、ワークフローの他のアクションステップ内で再利用できます。

  • Combine String アクションステップで 20 個のサブ文字列をインバウンド変数として使用できるようになりました。

  • Tables with AWS および Key values with AWS アクションステップの JSON 出力に ​[Confidence (信頼性)]​ 属性が含まれるようになりました。

  • Generate and Modify Date and Time アクションステップでは、日付を簡単に比較できる次の 3 つの新しい変数が出力されます。

    • Elapsed days (経過日数)​: 01/01/01 の 00:00 から定義された日付の 00:00 までの経過日数が含まれます。結果は、日単位になります。

    • Elapsed hours (経過時間)​: 01/01/01 の 00:00 から定義された日時までの経過時間が含まれます (X 時間:00 分)。結果は、日および時間単位になります。

    • Elapsed minutes (経過分数)​: 01/01/01 の 00:00 から定義された日時までの経過分数が含まれます (X 時間:XX 分)。結果は、日、時間、分単位になります。

  • 新しい OAuth ログイン情報アクティビティパラメーターでは、プロセスの複数のアクティビティで OAuth ログイン情報を処理できます。

  • メニューバーの ​[Tools (ツール)]​ > ​[Generate OAuth Refresh Token (OAuth 更新トークンを生成)]​ を使用して OAuth トークンを生成できるようになりました。

  • 明確化のために、[Settings (設定)] の ​[Use All Users as project home location (プロジェクトホームの場所として All Users を使用)]​ オプションで ​[Save Projects and Settings in All Users Folder (All Users フォルダーにプロジェクトと設定を保存)]​ が読み取られるようになりました。

  • 報告されていたセキュリティの脆弱性が修正されました。

互換性

アプリケーション バージョン

RPA Recorder

6.0.0 以降

RPA Bot

1.0.0 以降

修正された問題

問題の解決 ID

[Process Run (プロセス実行)] 通知ウィンドウが適切な画面位置に表示されるようになりました。

W-11507122

Excel Session の読み取りやネストされた Excel Session の書き込みを行うときに Excel Session アクションステップでデータの書き込みに失敗しなくなりました。

W-11643883

[Export from Activity Library (アクティビティライブラリからエクスポート)] ダイアログで ​[Workflow Name (ワークフロー名)]​ と ​[Description (説明)]​ の値が正しく表示されるようになり、ワークフローをエクスポートする前に編集できるようになりました。

W-11468915

アクティビティパラメーターウィザードに、ドキュメントにリンクされているヘルプボタン (​?​) が表示されるようになりました。

W-11515249

Web セッション ID を共有する複数のトランザクションを使用する場合に、Web Session (MS Edge) アクションステップに不適切な警告メッセージが表示されなくなりました。

W-11623542

Message Box アクションステップウィザードで、​[Title (タイトル)]​ および ​[Text (テキスト)]​ 項目の値が空でないことが検証されるようになりました。

W-11864908

AWS Textract を使用する Document Processing アクションステップの JSON 出力に、ドキュメントで処理された順序でテキストエントリが含まれるようになりました。

W-11983243

[Read text in selected area (選択した領域のテキストを読み取り)]​ が選択されていて、無効な領域が定義されている場合に、Read PDF File アクションステップにエラーメッセージが表示されるようになりました。

W-11769277

Keystrokes to Web Element アクションステップで ​[Input Text (入力テキスト)]​ に long 型の値が指定されても、ワークフローの実行に失敗しなくなりました。

W-11395408

[General Settings (一般設定)] で ​[Use All Users as project home location (プロジェクトホームの場所として All Users を使用)]​ オプションが選択されている状態で複数のユーザーが同じプロセスを実行しようとしても RPA Builder でエラーが表示されなくなりました。

W-11789843

AppData​ フォルダー内の ​user.config​ ファイルが破損していても、RPA Builder の開始が失敗しなくなりました。

W-11766449

プロセスにアクティビティライブラリにリンクされているアクティビティがある場合、ユーザーは異なる組織のプロセスをインポートできなくなりました。

W-12065550