ユーザーインターフェース

RPA Recorder UI のすべてのセクションと要素を以下に説明します。

ホーム

[Home (ホーム)] セクションには、RPA Recorder のメインコントロールがあります。RPA Recorder を RPA Manager から起動した場合は、既存の BPMN も表示されます。

RPA Recorder のホーム画面

レコーディング

RPA Recorder でプロセスをレコーディングしている間は次の機能を使用できます。

アイコン 名前 説明 ホットキー

Start Recording (レコーディングを開始) アイコン

Start Recording (レコーディングを開始)

新しいレコーディングセッションを開始します。

F8

Pause Recording (レコーディングを一時停止) アイコン

Pause Recording (レコーディングを一時停止)

現在のレコーディングセッションを一時停止します。

F8

Start Recording (レコーディングを開始) アイコン

Finish Recording Session (レコーディングセッションを終了)

現在のレコーディングセッションを終了して、​ドキュメント​の生成をトリガーします。

 — 

Take Screenshot (スクリーンショットを取得) アイコン

Take Screenshot (スクリーンショットを取得)

[Define Screenshot (スクリーンショットを定義)]​ ダイアログを開きます。

F9

Add Variable (変数を追加) アイコン

Add Variable (変数を追加)

[Add Variable (変数を追加)]​ ダイアログを開きます。

F10

Add Comment (コメントを追加) アイコン

Add Comment (コメントを追加)

[Add Comment (コメントを追加)]​ ダイアログを開きます。

F11

Add Activity (アクティビティを追加) アイコン

Add Activity (アクティビティを追加)

[Add Activity (アクティビティを追加)]​ ダイアログを開きます。

F12

レコーディング中のトースト通知

レコーディングの状態が変化すると、トースト通知が表示されて現在の状態を示します。通知は 2 秒間表示されてから自動的に消えます。

スクリーンショットを定義する

手動でスクリーンショットを取得する前に、画面が自動的にフリーズします。手動スクリーンショットの取得方法を選択できます。

  1. レコーディング中に ​F9​ を押して [Define Screenshot (スクリーンショットを定義)] ウィンドウを開きます。
    「Define Screenshot (スクリーンショットを定義)」 ウィンドウ

  2. ドロップダウンメニューからフリーズ遅延 (秒) または遅延なしを選択します。
    フリーズ遅延の選択

どのスクリーンショット方法を選択しても、タイマー遅延メカニズムが有効になります。

変数を追加する

レコーディング中に ​F10​ を押すと、レコーディングドキュメントの一部として変数情報を追加できます。RPA Builder でプロセスの自動化を実装する場合に便利です。

「Add Variable (変数を追加)」 ウィンドウ

追加できる変数の型は次のとおりです。

  • Alphanumeric (英数字)

  • Integer (整数)

  • Float (浮動小数点)

  • Boolean (ブール)

  • Credential (ログイン情報)

[Add (追加)]​ をクリックして、変数情報をレコーディングドキュメントに保存します。

変数を追加する前に、レコーディングを一時停止してください。レコーディングの実行中に [Add Variable (変数を追加)] ウィンドウを開くと、レコーディングは自動的に一時停止します。

コメントを追加する

レコーディングの一部としてコメントを追加することで、特定のステップに関するインサイトでドキュメントを補強できます。

「Add Comment (コメントを追加)」 ウィンドウ

コメントを追加する前に、レコーディングを一時停止してください。レコーディングの実行中に [コメントを追加] ウィンドウを開くと、レコーディングは自動的に一時停止します。

アクティビティを追加する

BPMN レコーディングの一部としてアクティビティを追加できます。アクティビティの名前を入力して、種別を選択します。

「Add Activity (アクティビティを追加)」 ウィンドウ

追加できるアクティビティ種別は次のとおりです。

  • Web タスク

  • ボットタスク

  • ユーザータスク

Web Task を作成する場合は、最後に閉じた Web タスクのセッションの使用を続行するように選択できます。

ユーザータスクの場合は、RPA Recorder はドキュメントを保存しません。説明を入力する必要があります。

レコーディングを続行するには、ボットタスクを追加します。

アクティビティを追加するか、またはアクティビティの作成モードを変更する前に、レコーディングを一時停止してください。レコーディングの実行中にそれぞれのホットキーを使用してポップアップを開くと、レコーディングは自動的に一時停止します。

Web Recording Browser

Web Recording Browser を使用して、Web サイトナビゲーションアクションをレコーディングします。動作は通常の Web ブラウザーと同様であり、次のことができます。

  • XPath や属性を操作して決定するのに使用する Web サイトの要素を自動的に識別する。

  • Web 要素の属性選択を保存して、Web サイトで同じ Web 要素をレコーディングするときに再利用する。

  • Web ナビゲーション中にマウスのフロート表示の位置をレコーディングする。

Web タスクを追加すると、Web Recording Browser が開きます。複数の Web タスクを追加する場合、​[Continue with already existing web session (既存の Web セッションで続行)]​ を選択して前の Web タスクから最後に読み込まれたページを表示し、その時点から続行できます。 それ以外の場合はブラウザーのアドレスバーに URL を入力でき、​Enter​ キーを押すか ​[Go]​ ボタン (​「Go」 ボタン​) をクリックするとこの URL が読み込まれます。

Web Recording Browser

Web 要素の選択

Web 要素の上にカーソルを置くと、ブラウザーで青い背景に強調表示されます。要素を操作 (マウスクリックまたはキーボードのキー入力など) した後で、要素の XPath と使用可能な属性が [Attribute Selection (属性選択)] パネルに表示されます。

強調表示された要素でのマウスのフロート表示イベントをレコーディングするには、​F2​ キーを押します。

Select Web Element

デフォルトでは、[Attribute Selection (属性選択)] パネルは非表示になっています。展開するか折りたたむには、Web Recording Browser の右の境界線をクリックします。

Web 要素属性の保存

[Attribute Selection (属性選択)] パネルには、選択された Web 要素のデフォルトの抽出された XPath とすべて属性が表示されます。 要素の横にあるボックスをオンにして、1 つ以上の要素を選択します。属性を選択すると、RPA Recorder によって属性とその値が抽出された XPath に追加されます。

「Add Attribute to XPath (XPath に属性を追加)」

[Save selection (選択を保存)]​ をオンにすれば、Web 要素の属性選択を保存して、今後レコーディングするイベントに使用できます。 後で同じ Web サイトのレコーディング中に保存済み要素を選択した場合、保存済み属性が [Attribute Selection (属性選択)] パネルですでに選択済みと表示され、抽出された XPath に追加済みと表示されます。 特定の Web 要素に保存済み属性を使用しない場合は、​[デフォルト]​ ボタン (​「デフォルト」 ボタン​) をクリックして Web 要素のデフォルトの抽出された XPath に戻します。

マウスのフロート表示の保存

Web Recording Browser を使用中にマウスのフロート表示の位置をレコーディングできます。これは特に、ドロップダウンメニューを通じてナビゲーションを取得する場合に便利です。

Web レコーディング中にマウスのフロート表示アクションを取得するには、Web 要素で ​F2​ キーを押します。この取得は、選択した Web 要素の周りの青い点滅ボックスで示されます。

RPA Recorder の設定

RPA Recorder の動作環境を設定することができます。

設定セクションは 2 つの部分に分かれています。

Settings (設定)

次の項目で RPA Recorder を設定します。

  • ディレクトリ​: ドキュメント (BPMN、PDF、XES) とアプリケーションログを保存するローカルフォルダーを指定します。

  • Create Process Documentation (PDF) (プロセスドキュメント (PDF) の作成)​: オンにすると、レコーディングセッションの停止後にプロセスドキュメントファイルが PDF として保存されます。

  • Create Process Mining files (XES) (プロセスマイニングファイル (XES) の作成)​: オンにすると、レコーディングセッションの停止後に XES プロセスファイルが作成されます。

  • Generate debug file with a list of raw recorded events (レコーディングされた未加工のイベントリストでデバッグファイルを生成)​: オンにすると、レコーディングセッションの停止後にデバッグファイルが作成されます。

  • Take screenshot with every mouse click (マウスクリックごとにスクリーンショットを取得)​: オンにすると、マウスをクリックするたびにスクリーンショットが自動的に取得されます。

    • Area around the mouse click (マウスクリックの領域)​: マウスをクリックしたときにトリミングされて取得されるスクリーンショット領域のサイズ (画面解像度に対するパーセント値で指定します)。トリミングされる領域のパーセント値は、画面解像度の 20 ~ 50% で指定します。

    • Full screen (画面全体)​: マシンに接続されているすべての画面のスクリーンショットが取得されます。

    • Mouse click screenshot quality (マウスクリックのスクリーンショット品質)​: マウスをクリックするたびに取得されるスクリーンショットの品質を指定します。

      • Compressed JPEG format (圧縮 JPEG 形式)

      • Loss-free PNG format (ロスレス PNG 形式)

  • Merge keystrokes (キーストロークをマージ)​: レコーディング中にキーボードから入力されたキーストロークを、入力されたタイムスタンプに基づいて、意味のある単語や文章として連結します。数値は、2 ~ 10 秒の秒数を指定します。

  • Verbosity level (冗長レベル)​: ドキュメントに表示するプロセス情報の詳細レベルを指定します。​[低]​ を選択すると、ドキュメントに情報は表示されません。

Hotkeys (ホットキー)

このセクションには、使用できるホットキーの情報と説明が表示されます。ホットキーはカスタマイズできません。

ホットキー機能は、​[Activate usage of hot keys (ホットキーの使用をアクティブ化)]​ ボックスをオンまたはオフにすることで有効化または無効化できます。アクティブ化すると、ホットキーで対応するアクションが呼び出されます。無効化すると、ホットキーでレコーダーを制御することはできず、レコーディング中にホットキーを押した場合は通常のキーストロークとしてレコーディングされます。

ホットキーはデフォルトでアクティブ化されています。

ホットキーの設定ウィンドウ

ログファイル

このセクションでは、RPA Recorder のログファイルとログディレクトリにアクセスできます。

最新のログファイルを開くには、​[Open Log File (ログファイルを開く)]​ をクリックします。ローカルコンピューターのすべての RPA Recorder ログが含まれるフォルダーを開くには、​[Open Log Directory (ログディレクトリを開く)]​ をクリックします。

「Log Files (ログファイル)」 メニュー

バージョン情報

[About (バージョン情報)] 画面には、RPA Recorder に関する一般情報が表示されます。

  • Version number (バージョン番号)

  • Copyright information (著作権情報)

関連情報