SFTP サーバーへの接続の例 - Mule 4

次の例は、以下の作業を行うための SFTP 用 Anypoint Connector (SFTP Connector) グローバル設定要素の設定方法を示しています。

SFTP サーバーに接続する

SFTP サーバーに接続するようにグローバル要素を設定する手順は、次のとおりです。

  1. Studio キャンバスでコネクタの名前を選択します。

  2. Studio キャンバスで操作を選択します。

  3. 操作の設定画面で、​[Connector configuration (コネクタ設定)]​ 項目の横にあるプラス記号 (​+​) をクリックし、グローバル要素設定項目にアクセスします。

  4. [General (一般)]​ タブで、コネクタの接続情報を指定します。

  5. EdDSA のサポートが必要な場合は、​[Required Libraries (必要なライブラリ)]​ 項目で ​[Configure (設定)]​ をクリックして EdDSA 連動関係を指定してください。

  6. [Working Directory (作業ディレクトリ)]​ 項目を ​${workingDir}​ に設定します。
    これは、このコネクタで使用するすべての相対パスのルートです。指定しない場合、デフォルト値はリモートサーバーになります。

  7. [Host (ホスト)]​ 項目を設定して、SFTP サーバーホスト (​localhost​ や ​192.168.0.1​ など) を指定します。

  8. [Port (ポート)]​ 項目を ​${sftpPort}​ に設定します。

  9. [Username (ユーザー名)]​ 項目を ​anonymous​、​[Password (パスワード)]​ 項目を ​password​ に設定します。

  10. [Advanced (詳細)]​ タブで、必要に応じてタイムアウト設定と再接続戦略を指定します。

  11. [Test Connection (接続をテスト)]​ をクリックして、Mule が指定されたサーバーに接続できることを確認します。

  12. [OK]​ をクリックします。

SFTP Connector の [Global Element Configuration (グローバル要素設定)]

[Configuration XML (設定 XML)] エディターでは、​sftp:config​ の設定は次のように記述されます。

<sftp:config name="sftp">
  <sftp:connection username="anonymous" password="password"
    host="localhost" port="${sftpPort}"
    workingDir="${workingDir}"/>
</sftp:config>

プロキシを介して SFTP サーバーに接続する

プロキシを介して SFTP サーバーに接続するようにグローバル要素を設定する手順は、次のとおりです。

  1. Studio キャンバスでコネクタの名前を選択します。

  2. Studio キャンバスで操作を選択します。

  3. 操作の設定画面で、​[Connector configuration (コネクタ設定)]​ 項目の横にあるプラス記号 (​+​) をクリックし、グローバル要素設定項目にアクセスします。

  4. [General (一般)]​ タブで、コネクタの接続情報を指定します。

  5. [Working Directory (作業ディレクトリ)]​ 項目を ​${workingDir}​ に設定します。
    これは、このコネクタで使用するすべての相対パスのルートです。指定しない場合、デフォルト値はリモートサーバーになります。

  6. [Host (ホスト)]​ 項目を ​127.0.0.100​ に設定します。

  7. [Port (ポート)]​ 項目を ​${SFTP_PORT}​ に設定します。

  8. [Username (ユーザー名)]​ 項目を ​muletest1​、​[Password (パスワード)]​ 項目を ​password​ に設定します。

  9. [Sftp proxy config (SFTP プロキシ設定)]​ 項目で、​[Edit inline (インライン編集)]​ を選択し、次の項目を設定します。

    • Host (ホスト)​: localhost

    • Port (ポート)​: ${proxyPort}

    • Protocol (プロトコル)​: HTTP
      プロトコルには、​HTTP​ または ​SOCKS5​ を使用できます。

  10. [Advanced (詳細)]​ タブで、必要に応じてタイムアウト設定と再接続戦略を指定します。

  11. [Test Connection (接続をテスト)]​ をクリックして、Mule が指定されたサーバーに接続できることを確認します。

  12. [OK]​ をクリックします。

SFTP Connector の [Global Element Configuration (グローバル要素設定)]

[Configuration XML (設定 XML)]​ エディターでは、​sftp:config​ の設定は次のように記述されます。

<sftp:config name="sftp">
  <sftp:connection username="muletest1" password="password"
    host="127.0.0.100" port="${SFTP_PORT}" workingDir="${workingDir}">
      <sftp:sftp-proxy-config host="localhost" port="${proxyPort}" protocol="HTTP"/>
  </ftp:sftp-connection>
</ftp:config>

SFTP サーバーに接続するための公開キーを設定する

次の例は、SFTP 設定の優先する認証方法として公開キーを設定する方法を示しています。この例では、PEM (Privacy Enhanced Mail) 形式の証明書を使用します。

  1. Studio で、​[Global Elements (グローバル要素)]​ タブに移動します。

  2. [Create (作成)]​ をクリックします。

  3. sftp​ を検索します。

  4. [SFTP Config (SFTP 設定)]​ を選択します。

  5. [OK]​ をクリックします。

  6. [Global Element Properties (グローバル要素のプロパティ)] ウィンドウで、​[Preferred authentication methods (優先する認証方法)]​ を ​[Edit inline (インライン編集)]​ に設定します。

  7. プラス記号をクリックして、新しい値を追加します。

  8. [Preferred authentication method (優先する認証方法)]​ ウィンドウで ​[Value (値)]​ を ​PUBLIC_KEY​ に設定します。

  9. プラス記号をクリックして、新しい値を追加します。

  10. [Value (値)]​ を ​PASSWORD​ に設定します。

  11. [Host (ホスト)]​ を ​sftp.host.com​ に設定します。

  12. [Port (ポート)]​ を ​22​ に設定します。

  13. [Username (ユーザー名)]​ を ​sftp ユーザー名​に設定します。

  14. [Password (パスワード)]​ を ​sftp パスワード​に設定します。

  15. [Identity file (ID ファイル)]​ を PEM の場所のフォルダー ​(Sftp-test-connection/src-main/resources/private.pem など)​ に設定します。

  16. [Passphrase (パスフレーズ)]​ を ID ファイルのパスワードに設定します。

  17. [OK]​ をクリックします。

SFTP Connector の公開キーの [Global Element Configuration (グローバル要素設定)]

設定 XML​ エディターでは、設定は次のように記述されます。

<sftp:config name="SFTP_Config" doc:name="SFTP Config" >
		<sftp:connection host="sftp.host.com" username="sftp username" password="sftp password" identityFile="Sftp-test-connection/src-main/resources/private.pem" passphrase="passwordfile" >
			<sftp:preferred-authentication-methods >
				<sftp:preferred-authentication-method value="PUBLIC_KEY" />
				<sftp:preferred-authentication-method value="PASSWORD" />
			</sftp:preferred-authentication-methods>
		</sftp:connection>
	</sftp:config>