プロジェクトへのカスタムモジュールの追加

Anypoint Studio でカスタム Mule モジュールを Mule プロジェクトに追加できます。

以下の手順は、Mule SDK を使用して Mule モジュールを開発していること、および適切なセットアップ手順に従っていることを前提とします。
詳細は、​Mule SDK の手順の概要​を参照してください。

カスタムモジュールをインストールするには、Studio UI を使用するか、カスタムモジュールを Maven 連動関係としてプロジェクトの ​pom.xml​ ファイルに手動で追加することができます。

Studio から

Studio からローカルカスタムモジュールをインストールする手順は、次のとおりです。

  1. 一番上のメニューバーで ​[Manage dependencies (連動関係の管理)]​ アイコン ​20​ を選択します。

  2. [Mule Project (Mule プロジェクト)]​ で ​[Modules (モジュール)]​ を選択します:

    manage modules
  3. 緑のプラスアイコン (​2%​) を選択して、​[From Maven (Maven から)]​ を選択します。

    add modules from maven
  4. プロパティウィンドウで、カスタムモジュールの Maven ログイン情報を設定します。

    add modules maven ui

    この情報はモジュールの ​pom.xml​ で入手できます。

Maven から

Mule モジュールは Maven プロジェクトとして開発されるため、Mule モジュールはローカルまたはオンラインの Maven リポジトリからインストールできます。

  1. Anypoint Studio プロジェクトで、Mule モジュールの groupId (グループ ID)、artifactId (アーティファクト ID)、および version (バージョン) を使用して ​pom.xml​ ファイルを編集します。
    この情報はモジュールの ​pom.xml​ で入手できます。例:

    <parent>
        <groupId>org.mule.extensions</groupId>
        <artifactId>mule-ee-core-modules-parent</artifactId>
        <version>1.1.0-SNAPSHOT</version>
    </parent>
    
    <groupId>com.mulesoft.mule.modules</groupId>
    <artifactId>mule-secure-configuration-property-module</artifactId>
    <packaging>mule-extension</packaging>
    <version>1.0.0-SNAPSHOT</version>
    
    <name>Mule Secure Configuration Property Extension</name>
    <description>Mule extension for loading encrypted properties</description>

    これは、Mule モジュールがインストールされているフォルダー構造 (​$MAVEN_REPOS_HOME/groupID_path/artifactId/version​) にも反映されます。

    上の例では、Anypoint Studio の pom.xml ファイルにより次の連動関係が追加されます。

    <dependency>
    	<groupId>com.mulesoft.mule.modules</groupId>
    	<artifactId>mule-secure-configuration-property-module</artifactId>
    	<version>1.0.0-SNAPSHOT</version>
    	<classifier>mule-plugin</classifier>
    </dependency>

    <classifier>​ 要素が「mule-plugin」(Mule プラグイン) に設定されています。これにより、Mule プラグインがプロジェクトのパレットに自動的にインストールされます。

  2. 変更を Studio プロジェクトの ​pom.xml​ ファイルに保存します。

Anypoint Studio で新しい連動関係がダウンロードされると、新しい Mule モジュールが Studio パレットに表示されます。この例では、Secure Properties Module が [Mule Palette (Mule パレット)] ビューに表示されています。
また、新しい Secure Properties Config 要素をグローバル要素エディターで使用でき、新しい XML 名前空間と XML タグを XML 設定ファイルエディターで使用できます。