Salesforce Hyperforce

Salesforce Hyperforce (Hyperforce) は、MuleSoft アプリケーションのデプロイメントをサポートするように設計された安全で拡張性の高い最新のインフラストラクチャです。Hyperforce では、Mule アプリケーションを世界各地に迅速かつ確実に提供できるため、選択肢が増え、データレジデンシーをより詳細に制御できます。Mule アプリケーションは、コンプライアンス、拡張性、セキュリティ、俊敏性、プライバシーに対応する拡張標準のインテグレーションによる利点を得られます。

Hyperforce では、グローバルに分散された信頼性の高いプラットフォームを使用することで、インテグレーションや API の最適なパフォーマンスと信頼性を確保できます。

主要な利点:

  • データレジデンシー
    データレジデンシーとコンプライアンスの制御を維持しながら、グローバルにユーザーにサービスを提供できます。

  • 拡張性
    より柔軟で持続可能な方法でビジネスの成長と拡大を実現できます。

  • セキュリティ
    最小権限制御とゼロトラスト原則に従い、保管時と送信時の両方でデータが暗号化されます。

  • 俊敏性
    リリースやメンテナンスのダウンタイムを最小限に抑えることができます。また、これにより、開発環境とテスト環境の迅速化や AWS との広範な相互運用性が実現するため、ワークフローが合理化されます。

  • プライバシー
    プライバシー標準が提供され、ユーザーデータの制御と透明性を確保できます。

始める前に

Mule アプリケーションを Hyperforce にデプロイするには、MuleSoft アカウントに Hyperforce インスタンスへのアクセス権が必要です。Hyperforce インスタンスに MuleSoft ライセンスをプロビジョニングするように MuleSoft アカウント担当者に依頼してください。

Hyperforce インスタンスへのアクセス権を取得したら、次のトピックを参照してください。

Hyperforce でサポートされている機能

次の表に、Hyperforce でサポートされている Anypoint Platform 機能を示します。

機能/コンポーネント 含まれる 注記

アクセス管理

はい

-

Anypoint Integration Advanced

いいえ

-

Anypoint API Manager

はい

詳細は、​「API Manager on Hyperforce (Hyperforce の API Manager)」​、​「Mule API Analytics」​、​「アラートの概念の確認」​を参照してください。

Anypoint Mule API Analytics

いいえ

-

Anypoint Visualizer

はい

例外については、​「Anypoint Visualizer on Hyperforce (Hyperforce の Anypoint Visualizer)」​を参照してください。

Anypoint Code Builder (デスクトップ IDE)

はい

例外については、​「Einstein for Anypoint Code Builder Generative Flows (Einstein for Anypoint Code Builder 生成フロー)」​および​「Anypoint Code Builder Cloud IDE (Anypoint Code Builder のクラウド IDE)」​を参照してください。

Anypoint Exchange

はい

例外については、​「Anypoint Exchange on Hyperforce (Hyperforce の Anypoint Exchange)」​を参照してください。

Anypoint MQ

はい

例外については、​「Anypoint MQ on Hyperforce (Hyperforce の Anypoint MQ)」​を参照してください。

Anypoint Monitoring

はい

詳細は、​「コントロールプレーンごとの監視機能」​を参照してください。

Anypoint Partner Manager

いいえ

-

Anypoint Runtime Manager

はい

-

Anypoint Security シークレットマネージャー

はい

-

Anypoint Studio

はい

-

API コミュニティマネージャー

はい

-

API Designer

いいえ

-

API Experience Hub

いいえ

-

API 機能監視

はい

-

API Governance

はい

-

API モッキングサービス

はい

-

コネクタ

はい

MuleSoft が所有するすべてのコネクタ。

CloudHub 2.0

はい

例外については、​「Hyperforce の CloudHub 2.0」​を参照してください。

CloudHub

いいえ

-

データローダー

いいえ

-

Flex Gateway

はい

詳細は、​「Flex Gateway on Hyperforce (Hyperforce の Flex Gateway)」​、​「Flex Gateway API アラートの使用」​、​「Flex Gateway API の重要なメトリクスの表示」​を参照してください。

Mule ゲートウェイ

はい

例外については、​「Mule Gateway on Hyperforce (Hyperforce の Mule ゲートウェイ)」​を参照してください。

Mule Runtime Engine

はい

Mule 3. は EOL に達したため、サポートされません。

MUnit

はい

-

Object Store V2

はい

例外については、​「Object Store V2 on Hyperforce (Hyperforce の Object Store V2)」​を参照してください。

Runtime Fabric

いいえ

この機能を利用するには、アカウントマネージャーにお問い合わせください。

ハイブリッドスタンドアロンデプロイメント

いいえ

-

使用状況レポート

はい

-

Hyperforce でサポートされているリージョン

Hyperforce は、次のリージョンで使用できます。

場所 リージョンコントロールプレーン Anypoint Platform URL

北米

カナダクラウド

ca1.platform.mulesoft.com

APAC

日本クラウド

jp1.platform.mulesoft.com

Mule Runtime バージョンの互換性

  • Hyperforce は、サポートされている Mule Runtime Engine バージョン 4.4.0 以降と互換性があります。

  • Hyperforce では、Mule Runtime Engine LTS および Edge リリースチャネルがサポートされています。推奨される顧客プロファイルは LTS です。詳細は、Edge and LTS Releases for Muleを参照してください。

Salesforce サポートへのお問い合わせ

Salesforce サポートに問い合わせる必要がある場合、Salesforce ヘルプポータルセクションで、 「Trailblazer を使用した Salesforce ヘルプポータルへのログイン」​を参照してください。

シングルユースコードの方法を使用して、サポートケースを開いてください。