FTP 受信エンドポイント設定

FTP 受信エンドポイント設定により、FTP 経由で送信される B2B メッセージを受信する場所が決まります。FTP エンドポイントには次の 2 種類があります。

  • Receive from Partners (パートナーから受信)

    パートナーから直接、またはサードパーティ接続経由で B2B メッセージを受信するインバウンドメッセージフローの送信元エンドポイント。

    FTP の [Receive from Partners (パートナーから受信)] エンドポイントを所有できるのはホスト、パートナー、またはサードパーティ接続です。

  • Source at Host (ホストの送信元)

    バックエンドアプリケーションからメッセージを受信するアウトバウンドメッセージフローの送信元エンドポイント。

    FTP の [Source at Host (ホストの送信元)] エンドポイントを所有できるのはホストのみです。

[<ホスト>]​ ページまたは ​[Partner (パートナー)]​ ページで次の設定を定義して、FTP 受信エンドポイントを作成します。このエンドポイントはアウトバウンドメッセージフローを設定するときにも作成できます。

名前 説明 必須

Owner (オーナー)

エンドポイントを所有するホスト、パートナー、またはサードパーティ接続。

x

使用方法

プロトコル

エンドポイントでサポートされるプロトコル。

x

Endpoint Name (エンドポイント名)

エンドポイントを識別するために自動的に生成された名前 (手動で変更可能)。

x

説明

ユーザーが入力した、エンドポイントの目的を説明する値。

Host (ホスト)

ftp.mulesoft.com​、​localhost​、​192.168.0.1​ などの FTP サーバーホスト。ホストは Mule 環境からアクセスできる必要があります。

x

Port (ポート)

FTP サーバーのポート番号。

x

Username (ユーザー名)

FTP サーバーに接続するためのユーザー名。

x (サーバーが認証される場合)

Password (パスワード)

FTP サーバーのパスワード。

x (サーバーが認証される場合)

Source path (送信元パス)

パートナーまたはサードパーティ接続がインバウンドファイルを送信する FTP サーバー上のパス。

x

Polling Frequency (ポーリング頻度)

サーバーが新しいファイルの送信元パスを確認する頻度。デフォルト値は ​1 minute​ です。

x

Supported Format Type (サポートされる形式種別)

パートナーまたはサードパーティ接続によって所有される FTP エンドポイントのみに適用されます。 エンドポイントで EDI メッセージ (EDIFACT、X12) または非 EDI メッセージ (JSON、XML) のどちらがサポートされるかを示します。

x

Size check wait time (サイズ確認待機時間)

ファイルを処理する準備ができているかどうかを確認するためのサイズ確認間の待機時間 (秒)。デフォルトの ​1 second​ に設定すると、ファイルの書き込みが完了してからファイルを処理します。

Mule ではこの項目で指定されている時間だけ待機してから 2 回目のサイズ確認を実行します。この両方の確認で同じ値が返された場合、ファイルの処理準備はできています。

この機能を無効にするには、負の値を指定するか、または値を指定しないでおきます。

x

Associated message type (関連付けられたメッセージ種別)

(形式種別が非 EDI の場合に適用) エンドポイントに関連付けるメッセージ種別。メッセージ種別を選択した場合、Partner Manager では、ファイル名ではなく選択されたメッセージ種別に基づいて、エンドポイントを介して受信したファイルをルーティングします。

Associated reference identifier (関連付けられたリファレンス識別子)

(形式種別が非 EDI の場合にパートナーおよびサードパーティエンドポイントに適用) パートナー ID やサードパーティ ID などのパートナー情報。

File name pattern (ファイル名パターン)

パートナーで必要とされるファイル名パターン。

Archival Path (アーカイブパス)

送信元パスから取得されたファイルのコピーを保存する FTP サーバーパス。