Core (dw::Core)

DataWeave 2.2 は Mule 4.2 と互換性があり、Mule 4.2 にバンドルされています。 このバージョンの Mule は、拡張サポートが終了する 2023 年 5 月 2 日にその すべてのサポート​が終了しました。

このバージョンの Mule を使用する CloudHub には新しいアプリケーションをデプロイできなくなります。許可されるのはアプリケーションへのインプレース更新のみになります。

標準サポートが適用されている最新バージョンの Mule 4 にアップグレード​することをお勧めします。これにより、最新の修正とセキュリティ機能強化を備えたアプリケーションが実行されます。

このモジュールには、データ変換用の DataWeave コア関数が含まれます。 DataWeave スクリプトに自動的にインポートされます。DataWeave ​1.0​ 関数についてのドキュメントは、 「DataWeave の演算子」​を参照してください。

関数

名前 説明

++

2 つの値を連結します。

--

指定された値を入力値から削除します。

abs

数値の絶対値を返します。

avg

配列に含まれる数値の平均を返します。

ceil

数値を最も近い整数に切り上げます。

contains

入力に特定の値が含まれる場合は ​true​、それ以外の場合は ​false​ を返します。

daysBetween

2 つの日付間の日数を返します。

distinctBy

配列を反復処理し、一意の要素を配列に返します。

endsWith

文字列が指定されたサブ文字列で終了する場合は ​true​、それ以外の場合は ​false​ を返します。

filter

配列を反復処理し、一致する値を返す式を適用します。

filterObject

オブジェクト内のキー-値ペアのリストを反復処理し、一致するオブジェクトのみを返す式を適用することで、残りを出力から除外します。

find

指定された値と一致する、入力のインデックスを返します。

flatMap

配列内の各項目を反復処理し、結果をフラット化します。

flatten

ネストされた配列 (​[ [1], [2] ]​ など) を単純な配列 (​[1, 2]​ など) に変換します。

floor

数値を最も近い整数に切り捨てます。

groupBy

指定された条件 (式や一致セレクターなど) に基づいて配列の項目をグループ化するオブジェクトを返します。

isBlank

特定の文字列が空か、完全に空白で構成されている場合は ​true​、それ以外の場合は ​false​ を返します。

isDecimal

特定の数値に小数部が含まれる場合は ​true​、それ以外の場合は ​false​ を返します。

isEmpty

特定の入力値が空の場合は ​true​、それ以外の場合は ​false​ を返します。

isEven

数値または算術演算の数値結果が偶数の場合は ​true​ を返し、それ以外の場合は ​false​ を返します。

isInteger

特定の数値が整数 (小数部なし) の場合は ​true​、それ以外の場合は ​false​ を返します。

isLeapYear

うるう年の日付を受け取った場合は ​true​、それ以外の場合は ​false​ を返します。

isOdd

数値または算術演算の数値結果が奇数の場合は ​true​ を返し、それ以外の場合は ​false​ を返します。

joinBy

配列を 1 つの文字列値にマージし、指定された文字列をリストの各項目間の区切り文字として使用します。

log

入力の値を変更することなく、​log​ は入力をシステムログとして返します。

lower

指定された文字列を小文字で返します。

map

配列の項目を反復処理し、結果を新しい配列に出力します。

mapObject

オブジェクトのキー、値、またはインデックスで動作するマッパーを使用して、オブジェクトを反復処理します。

match

Java 正規表現 (regex) を使用して文字列を照合して各キャプチャグループに分割します。結果を配列で返します。

matches

式が入力文字列全体に一致するかどうかを確認します。

max

配列内の最大の ​Comparable​ 値を返します。

maxBy

配列を反復処理し、配列から ​Comparable​ 要素の最大値を返します。

min

配列内の最小の ​Comparable​ 値を返します。

minBy

配列を反復処理し、配列から比較可能な要素の最小値を返します。

mod

剰余 (​dividend​ (被除数) を ​divisor​ (除数) で割った余り) を返します。

native

関数の実装が DataWeave ではなく Scala で記述されていることを示す内部メソッド。

now

現在の日付と時刻で ​DateTime​ (日時) 値を返します。

orderBy

入力の要素を、その入力の選択された要素で動作する条件を使用して並び替えます。

pluck

1 つのオブジェクトを配列にマップする場合に便利です。​pluck​ はオブジェクトを反復処理してそのオブジェクトからキー、値、またはインデックスの配列を返します。

pow

base​ (基数) の数値を、指定された ​power​ (指数) で累乗します。

random

0.0​ 以上 ​1.0​ 未満の疑似乱数を返します。

randomInt

0​ 以上指定数値未満の整数の疑似乱数を返します。

read

文字列またはバイナリを読み取り、解析後のコンテンツを返します。

readUrl

read​ 関数と似ています。ただし、​readURL​ は、クラスパスベースの URL を含め URL を入力として受け入れます。

reduce

配列の要素に縮小式を適用します。

replace

文字列置換を実行します。

round

数値を最も近い整数に丸めます。

scan

入力文字列内で検出されたすべての一致を含む配列を返します。

sizeOf

配列内の要素数を返します。配列が空の場合は ​0​ を返します。

splitBy

文字列の一部に一致する値に基づいて、文字列を文字列配列に分割します。一致部分は、返される配列から除外されます。

sqrt

数値の平方根を返します。

startsWith

入力文字列が照合するプレフィックスで始まるかどうかによって ​true​ または ​false​ を返します。

sum

配列内の数値の合計を返します。

to

指定された境界の範囲を返します。

trim

文字列の先頭と末尾に空白スペースがあれば、それを削除します。

typeOf

値の型を返します。

unzip

zip​ の逆の操作を実行します。これは、配列の配列を入力として使用します。

upper

指定された文字列を大文字で返します。

uuid

取得元として乱数を使用して、v4 UUID を返します。

with

replace​ と共に使用すると、​with​ は置換文字列を渡します。

write

値を、サポートされる形式で文字列またはバイナリとして記述します。

xsiType

xsi:type​ 型の属性を作成します。このメソッドはオブジェクトを返すため、動的属性と共に使用する必要があります。

zip

2 つの配列からの要素を配列の配列にマージします。

名前空間

Annotations (アノテーション)