自動化のデプロイ

プロセス自動化の 3 番目のフェーズは、​テスト​フェーズです。このフェーズでは、実装したプロセスモデルをいろいろな設定でテストできます。また、​ビルド​フェーズに​戻って​実装を変更することができます。

テストが成功したら、​本番​フェーズに移行します。

本番​フェーズは、プロセスのライフサイクルにおける最終フェーズです。

プロセスを実行する方法は 3 つあります。

  • [定期的実行設定]​ を作成してデプロイし、指定時刻にプロセスを自動実行する。

  • [呼び出し可能な実行設定]​ を作成してパブリッシュし、他の Salesforce 製品で使用する。

  • [オンデマンド実行設定]​ を作成して、プロセスを手動で開始する。

既存のコンソールセッションでプロセスをオープンに実行することも、セキュアセッションで非表示で実行することもできません。コンソールセッションでは、一度に 1 つのプロセスしか実行できません。セキュアセッションでは、異なるプロセス、または同じプロセスの複数のインスタンスを並列で実行できます。

始める前に

  • 組織のアクセス管理の管理者に必要な権限を割り当ててもらうよう依頼してください。

    アクション RPA Permission (RPA 権限) 非推奨の RPA 権限

    [プロセスの自動化]​ モジュールを開く。

    RPA Automations Designer (RPA 自動化デザイナー)、RPA Automations Contributor (RPA 自動化コントリビュータ)、RPA Automations Manager (RPA 自動化マネージャー)、RPA Administrator (RPA 管理者)

    Process Automation Open (プロセス自動化のオープン)

  • プロセスをデプロイまたはパブリッシュするためには、最低でも 1 つの RPA Bot がインストールされている必要があります。

    • ボットは異なるタイムゾーンにある可能性があることに注意してください。

  • グローバル変数​または​ログイン情報​の値をアクティビティパラメーターの初期値として使用する場合は、RPA 管理者が最初に ​[グローバル変数]​ または ​[ログイン情報プール]​ ビューで作成する必要があります。

  • テストフェーズまたは本番フェーズのプロジェクトが ​[プロセスの自動化]​ モジュールの ​[プロジェクト管理]​ ビューに存在する必要があります。

  • [プロセスの自動化]​ モジュールの ​[プロジェクト管理]​ ビューにあるプロジェクトデータシートで、プロセスチームのメンバーとして必要な権限を取得してください。

  • 既存のコンソールまたは RDP セッションでプロセスを実行するには、コンソールセッション用に設定されたボットにデプロイする必要があり、実行設定をデプロイするときに指定されたユーザーはこのセッションにログインしている必要があります。ユーザーが複数回ログインした場合、ボットはユーザーがログインした最初のセッションでプロセスを開始します。 ボットは次の順序でユーザーを検索します。

    1. 物理的なコンソールセッション

    2. RDP セッション 1

    3. RDP セッション…​

    4. RDP セッション

      1.2.0 より前のバージョンを実行しているボットでは、ログイン済みのユーザーが指定されたユーザーに一致するかどうかをチェックせずに、オープンしているコンソールセッションをスキップします。

    ボットがプロセスを実行している間は、コンソールセッションを閉じたり最小化したりしないでください。

  • 非表示のセッションでプロセスを実行するには、セキュアセッション用に設定されたボットにデプロイする必要があります。ライセンスされているセキュアセッションが 1 つしかないボットで実行設定をデプロイする場合は、その前に、セッションを切断せずに指定されたユーザーをサインアウトしてください。ライセンスされているセキュアセッションが 1 つあるボットでプロセスが実行されるコンピューターにはサインインしないでください。

  • RPA Manager で RPA プロセスを他の Salesforce 製品に統合するには認証が必要です。

    • RPA で Salesforce フローを使用するには、ユーザー API キーを使用します。

    • 接続アプリケーションを使用して、MuleSoft Composer フローで RPA コネクタを設定してください。

プロセスの自動化のテスト

プロジェクトをテストフェーズに移行して、テストを実行するためのテスト設定を作成します。

テスト設定には、RPA Builder で定義されているアクティビティパラメーターの開始値、ユーザータスクを処理するユーザー、テスト環境の設定、実行ボットが含まれます。

実装を変更するにはプロジェクトをビルドフェーズに戻します。

プロセスをテストフェーズに移行する

完全に実装済みのプロセスをテストするには、テストフェーズに移行します。

  1. [プロセスの自動化]​ モジュールの ​[プロセス管理]​ ビューを開いて、プロジェクトのカテゴリ名をクリックします。

  2. プロジェクト名をクリックして開きます。

  3. [パブリッシュ (テスト)]​ をクリックします。

  4. [テストにリリース]​ ウィンドウで、必要なアプリケーションを追加します。

  5. [プロセスをテストフェーズにリリースする必要があることを確認し、すべての担当者が同意しています。]​ をオンにします。

  6. [テストにリリース]​ をクリックして移行を確認します。

テスト設定を作成する

テスト設定を作成する手順は次のとおりです。

  1. [プロセスの自動化]​ モジュールの ​[プロセス管理]​ ビューを開いて、プロジェクトのカテゴリ名をクリックします。

  2. プロジェクト名をクリックして開きます。

  3. [新規テストプランを作成]​ をクリックします。

  4. [テストプランを作成]​ ウィザードを実行します。

    • アクティビティパラメーター

      各プロセス用のアクティビティパラメーターは、RPA Builder で作成され、初期値が設定されます。これらの値を新しい初期値で上書きするには、​[値]​ 列の関連項目をダブルクリックします。

      テキストを入力するか、またはチェックボックスをクリックして値を設定し、Enter キーを押して入力を完了します。

      変数は種別ごとに分けられます。同じ種別の値のみを入力またはリンクできます。ここで入力した値は初期値であり、プロセスの実行時に他の値で上書きされる場合があります。

    • ユーザータスク

      ユーザータスクはプロセスモデルの要素であり、ボットによる完全な自動処理はできず、人間の手による介入が必要です。​[ユーザー割り当て] または [ユーザーグループ割り当て]​ アイコンをクリックして、ユーザータスクを処理するユーザーを指定します。割り当て済みのユーザーまたはユーザーグループの数がテーブルに表示されます。ユーザーとユーザーグループを同時に指定することもできます。指定されたユーザーが割り当てられたユーザータスクの処理を予約するまで、ユーザータスクがユーザーに対して表示されます。

      ユーザータスクを処理が必要になったときにすべての指定ユーザーにメールで通知を送信するには、​[タスクを処理する準備ができたらすべての関連ユーザーにメール通知を送信します]​ チェックボックスをオンにします。このメールには、ユーザータスク、プロセス、プロジェクトマネージャーの名前と、​My RPA​ モジュールで待機中のタスクを確認するように要求するプロンプトが含まれます。

    • 実行

      テスト実行を既存のコンソールと RDP セッションとセキュアセッションのどれで実行するかを決定し、適切なユーザーを指定します。

      [ログイン情報プールのログイン情報をリンク]​ アイコンをクリックして、ユーザーをグローバルログイン情報変数にリンクできます。

      ユーザー名を手動で入力するかグローバルログイン情報をリンクするかに関係なく、ドメインユーザーには ​username@domain.com​ ではなく ​domain\username​ という構文を、ローカルユーザーには ​username​ を使用してください。

      プロセスを実行するボットが実行種別に合わせて設定されていることを確認してください。そうでない場合はテスト設定を保存できません。

      ボットがコンソールまたは RDP セッションをスキップできるのは、指定されたユーザーが実行時にログインしている場合のみです。実行時にログインしているユーザーがいないか、別のユーザーがログインしている場合、プロセス実行結果には​「No active session with the user '<user name>' could be found on the system (システムでユーザー「<user name>」が含まれるアクティブなセッションが見つかりません)」​という失敗が表示されます。

      1.2.0 より前のバージョンを実行しているボットでは、ログイン済みのユーザーが指定されたユーザーに一致するかどうかをチェックせずに、オープンしているコンソールセッションをスキップします。

      [プロセス監視]​ モジュールの ​[プロセスストリーミング]​ ビューでプロセスの実行を監視する場合、またはプロセスで Windows オペレーティングシステムの要素 (スタートメニュータスクバーなど) を使用している場合は、​[タスクバーを有効化 (スタートメニュー、タスクバーボタン)]​ をオンにします。

    • ボット

      テスト設定を実行するすべての RPA Bot を選択します。

      このフェーズで使用しないボットも表示するには、​[このフェーズで有効になっていないボットを表示]​ を選択します。

      ボットを選択する際には、ボットがセッション種別に合わせて設定されていて、関連フェーズでのデプロイが許可されていて、必要なアプリケーションを実行できることを確認してください。

      選択したボットのいずれか 1 つでも正しく設定されていないと、RPA Manager に通知が表示され、テスト設定を続行することができません。 情報ラベルにマウスポインターを置くと、警告やエラーの原因についての詳細がツールチップとして表示されます。

  5. [完了]​ をクリックします。

テストを実行する

すべてのテストを並行して実行します。デプロイに問題がある場合は、RPA Manager に警告が表示されます。

結果は ​[テスト結果]​ パネルで確認します。

  1. [プロセスの自動化]​ モジュールの ​[プロセス管理]​ ビューを開いて、プロジェクトのカテゴリ名をクリックします。

  2. プロジェクト名をクリックして開きます。

  3. [テストを開始]​ をクリックします。

  4. [デプロイを行う設定を選択してください]​ ウィンドウで、実行するすべてのテスト構成を選択します。

  5. [実行]​ をクリックします。

テスト結果を表示する

テスト結果を表示して、プロジェクトを本番フェーズに移行できるかどうかを判断します。エラーが発生した場合は、分析パッケージをダウンロードして RPA Builder で開きます。

テスト結果を表示して分析パッケージをダウンロードする手順は、次のとおりです。

  1. [プロセスの自動化]​ モジュールの ​[プロセス管理]​ ビューを開いて、プロジェクトのカテゴリ名をクリックします。

  2. プロジェクト名をクリックして開きます。

  3. [テスト結果]​ パネルで、期間を選択して ​[更新]​ をクリックします。

  4. テーブルで実行結果を確認します。

  5. 結果の詳細を見るには、数字をクリックします。

  6. エラーが発生している場合は ​[ダウンロード]​ アイコンをクリックします。

プロセスの自動化のデプロイ

プロジェクトを本番フェーズに移行して、実行設定をボットにデプロイします。 これ以降、プロセスは完全に自動的に実行されます。

ただし、人間の判断が必要な状況が発生した場合は、プロセスを手動で開始する必要があります。たとえば、バナナを運ぶ船が桟橋に到着した場合にのみ入荷検査プロセスを開始できるとします。このような場合は、​[Run Now (今すぐ実行)]​ オプションを使用します。

プロセスを実行する方法は 3 つあります。

  • [定期的実行設定]​ を作成してデプロイし、指定時刻にプロセスを自動実行する。

  • [呼び出し可能な実行設定]​ を作成してパブリッシュし、他の Salesforce 製品で使用する。

  • [オンデマンド実行設定]​ を作成して、プロセスを手動で開始する。

既存のコンソールセッションでプロセスをオープンに実行することも、セキュアセッションで非表示にすることもできます。コンソールセッションでは、一度に 1 つのプロセスしか実行できません。セキュアセッションでは、異なるプロセス、または同じプロセスの複数のインスタンスを並列で実行できます。

実行を一時的に停止するには、設定を一時停止するか取り消します。実装を変更するにはプロジェクトをビルドフェーズに戻します。

ボットがすでに本番環境で実行したプロセスのプロジェクトは削除できません。

プロセスを本番フェーズに移行する

テスト済みのプロセスを完全に自動実行する、または Anypoint Exchange にパブリッシュするには、本番フェーズに移行します。

  1. [プロセスの自動化]​ モジュールの ​[プロセス管理]​ ビューを開いて、プロジェクトのカテゴリ名をクリックします。

  2. プロジェクト名をクリックして開きます。

  3. [パブリッシュ (本番)]​ をクリックします。

  4. [本番にリリース]​ ウィンドウで、必要なアプリケーションを追加します。

  5. [プロセスを本番フェーズにリリースする必要があることを確認し、すべての担当者が同意しています。]​ をオンにします。

  6. [本番にリリース]​ をクリックして移行を確認します。

実行設定を作成する

実行設定は、名前、説明、アクティビティパラメーターの初期値、1 つ以上のボット、およびこの設定での自動化のデプロイ条件で構成されます。

実行設定には、次の 3 種類があります。

  • 定期的実行設定​は実行の間隔を定義します。

  • 呼び出し可能な実行設定​は、他の製品から呼び出されます。自動化では 1 件の呼び出し可能な実行設定を定義できます。

  • オンデマンド実行設定​は、手動で開始します。

呼び出し可能な実行設定は、保存後にパブリッシュできます。

新しい実行設定を作成するか、あるいは既存の設定を​コピー​して作成できます。

新しい実行設定を作成する手順は、次のとおりです。

  1. [プロセスの自動化]​ モジュールの ​[プロセス管理]​ ビューを開いて、プロジェクトのカテゴリ名をクリックします。

  2. プロジェクト名をクリックして開きます。

  3. [新規]​ > ​[<種別> 実行設定]​ をクリックします。

  4. [本番設定を作成]​ フォームに情報を入力します。表示されるパラメーターは、実行設定の種類によって異なります。

    • 設定

      • 優先度

        1 ~ 200 の数値を入力して、プロセス実行の優先度を指定します。デプロイされたプロセスは、この優先度に従ってセッションキューに挿入されます。数値が小さいプロセス設定は高優先度であると見なされ、低優先度の設定より先に実行されます。 呼び出し可能な実行設定とオンデマンド実行設定は常に最優先で実行されます。

    • アクティビティパラメーター

      各プロセス用のアクティビティパラメーターは、RPA Builder で作成され、初期値が設定されます。これらの値を新しい初期値で上書きするには、​[値]​ 列の関連項目をダブルクリックします。

      テキストを入力するか、またはチェックボックスをクリックして値を設定し、Enter キーを押して入力を完了します。

      変数は種別ごとに分けられます。同じ種別の値のみを入力またはリンクできます。ここで入力した値は初期値であり、プロセスの実行時に他の値で上書きされる場合があります。

    • ユーザータスク​:

      ユーザータスクは、ボットが完全に自動処理できず、人間の介入が必要なプロセスモデルの要素です。​[ユーザー割り当て]​ または ​[ユーザーグループ割り当て]​ アイコンをクリックして、ユーザータスクを処理するユーザーを指定します。テーブルには、割り当てられたユーザーおよびユーザーグループの数が表示されます。ユーザーとユーザーグループを同時に指定することもできます。指定されたユーザーが割り当てられたユーザータスクの処理を予約するまで、ユーザータスクがユーザーに対して表示されます。

      ユーザータスクを処理が必要になったときにすべての指定ユーザーにメールで通知を送信するには、​[タスクを処理する準備ができたらすべての関連ユーザーにメール通知を送信します]​ チェックボックスをオンにします。このメールには、ユーザータスク、プロセス、プロジェクトマネージャーの名前と、​My RPA​ モジュールで待機中のタスクを確認するように要求するプロンプトが含まれます。

    • 実行​:

      本番実行を既存のコンソールと RDP セッションとセキュアセッションのどれで実行するかを決定し、適切なユーザーを指定します。

      [ログイン情報プールのログイン情報をリンク]​ アイコンをクリックして、ユーザーをグローバルログイン情報変数にリンクできます。

      ユーザー名を手動で入力するかグローバルログイン情報をリンクするかに関係なく、ドメインユーザーには ​username@domain.com​ ではなく ​domain\username​ という構文を、ローカルユーザーには ​username​ を使用してください。

      プロセスを実行するボットが実行種別に合わせて設定されていることを確認してください。そうでない場合は実行設定を保存できません。

      ボットがコンソールまたは RDP セッションをスキップできるのは、指定されたユーザーが実行時にログインしている場合のみです。実行時にログインしているユーザーがいないか、別のユーザーがログインしている場合、プロセス実行結果には​「No active session with the user '<user name>' could be found on the system (システムでユーザー「<user name>」が含まれるアクティブなセッションが見つかりません)」​という失敗が表示されます。

      1.2.0 より前のバージョンを実行しているボットでは、ログイン済みのユーザーが指定されたユーザーに一致するかどうかをチェックせずに、オープンしているコンソールセッションをスキップします。

      [プロセス監視]​ モジュールの ​[プロセスストリーミング]​ ビューでプロセスの実行を監視する場合、またはプロセスで Windows オペレーティングシステムの要素 (スタートメニュータスクバーなど) を使用している場合は、​[タスクバーを有効化 (スタートメニュー、タスクバーボタン)]​ をオンにします。

    • Schedule​:

      ボットは異なるタイムゾーンで実行される可能性がある点に注意してください。

      スケジュールはタイムゾーンを指定せずに作成します。本番設定を割り当てたボットが、そのローカル時間で指定された時間にプロセスを実行します。期間は夏時間によって異なる場合もあります。

      たとえば、ブエノスアイレス (ART (UTC -3)) で作業していて、午前 5:30 に始まり午後 9:30 に終わるスケジュールを指定し、設定をベルリン、サンフランシスコ、東京のコンピューターにインストールされた 3 つのボットに割り当てた場合、ボットはプロセスを同時に実行しません。

      ボット ボットのローカルタイムゾーンでの実行時間 ブエノスアイレスのユーザーのローカルタイムゾーンでの実行時間

      ベルリンのボット

      午前 5:30 - 午後 9:30 (ベルリン時間、(CET (UTC +1)) =

      午前 1:30 - 午後 5:30 (ブエノスアイレス時間 (ART (UTC -3)))

      サンフランシスコのボット

      午前 5:30 - 午後 9:30 (サンフランシスコ時間、(PST (UTC -8)) =

      午前 10:30 - 午前 2:30 (ブエノスアイレス時間 (ART (UTC -3)))

      東京のボット

      午前 5:30 - 午後 9:30 (東京時間、JST (UTC +9)) =

      午後 5:30 - 午前 9:30 (ブエノスアイレス時間 (ART (UTC -3)))

      ボットは、現在の時刻がスケジュール期間内かつサービス時間内であり、プロセスで必要なアプリケーションがすべてダウンタイムではないことを 1 分ごとに確認します。実行ボットがサービス時間外であるか、またはボットが使用するプロセスアプリケーションのいずれか 1 つ以上がダウンタイム内である場合には、プロセスは実行されません。


      呼び出し可能な実行設定およびオンデマンド実行設定にはスケジュールがありません。

      定期的実行設定では、スケジュールの種別を選択します。

      バージョン 1.7.0 以降のボットでは、間隔と Cron 式によるスケジュールがサポートされています。
      • 間隔​ プロセスを繰り返す間隔を入力します。プロセスは、各間隔の開始時に 1 回実行されます。

        間隔は、定義された期間内で等間隔になります。例: 10 分ごとにプロセスを繰り返します。

        より複雑な間隔が必要な場合は、​Cron 式​を使用します。

      • Cron 式

        プロセスを繰り返し実行するための Cron 式を入力します。プロセスは、各間隔の開始時に 1 回実行されます。

        間隔は等間隔ではありません。例: Run my process on minutes 3, 11, and 48 of every hour between 08:00 AM and 10:42 PM, only on Monday and Friday, from February to April, and in November (2 月から 4 月、そして 11 月の毎週月曜日と金曜日にのみ、午前 8 時 00 分から午後 10 時 42 分までの間、毎時 3 分、11 分、48 分にプロセスを実行)​。

        より単純な間隔が必要な場合は、​間隔​を使用してください。

        Cron 式ヘルパーを使用すると、式を作成して、自然言語でスケジュールの概要を確認できます。

        Cron 式とは

        Cron は、日時情報を記述するのに広く利用されている標準です。Cron 式を使用すると「Run my process on minutes 3, 11, and 48 of every hour between 08:00 AM and 10:42 PM, only on Monday and Friday, from February to April, and in November (2 月から 4 月、そして 11 月の毎週月曜日と金曜日にのみ、午前 8 時 00 分から午後 10 時 42 分までの間、毎時 3 分、11 分、48 分にプロセスを実行)」といった複雑な間隔を定義できます。

        Scheduler は毎分チェックを行い、Cron 式がボットの日時設定と一致した場合にはプロセスを実行します。イベントは 1 回だけ、または一定間隔でトリガーできます。

        RPA Manager で使用される Cron 形式の日時表現は、以下の 5 つの必須設定で構成されます。

        1. 分 (​0​-​59​)

        2. 時 (​0​-​23​)

        3. 日 (​1​-​31​)

        4. 月 (​1​-​12​)

        5. 曜日 (​0​-​7​)、日曜日は ​0​ または ​7

        Scheduler コンポーネントは、以下の特殊文字もサポートします。

        • *​: 指定可能な範囲内のすべての値。

        • -​: 有効な値の範囲内での値の範囲。例: 1-3​。

        • ,​: 有効な値の範囲内での追加の値。例: 1,7​。

        • /​: 最初に指定した値から始まる、有効な値の範囲内での増分値。例: 1/7​。

        曜日と日付の両方を設定することはできません。曜日または日付はアスタリスクに置き換えてください。

        Scheduler は、標準的な Cron 式のほとんどをサポートしています。有効な例と無効な例を示します。

        動作 説明

        5 4 3 2 1

        毎年 2 月の毎週月曜日の午前 4 時 5 分と毎年 2 月 3 日の (?)

        この Cron 式は無効です。曜日または日付のどちらか一方のみを設定できます。両方を設定することはできません。曜日または日付のどちらかをアスタリスク (*) に置き換えてください。特定の時間に 1 回だけプロセスを実行する場合は、日付を指定し、曜日は指定しないでください。次の 2 つの例を参照してください。

        5 4 3 2 *

        毎年 2 月 3 日の午前 4 時 5 分

        特定の時間に 1 回だけプロセスを実行する場合は、日付を指定し、曜日は指定しないでください。年を指定することはできません。

        5 4 * 2 3

        毎年 2 月の毎週水曜日の午前 4 時 5 分

        特定の時間に 1 回だけプロセスを実行する場合は、日付を指定し、曜日は指定しないでください。年を指定することはできません。

        */7 *​ * * *

        毎月、毎週、毎日の毎時 0 分、7 分、14 分、21 分、28 分、35 分、42 分、49 分、56 分。

        有効な範囲 (*) の最初の値が 0 分であるため、0 分から開始されます。

        45/05 * * * *

        毎時 45 分、50 分、55 分

        * * * * *

        永遠に毎分

        * 9-16 * * 1-5

        月曜から金曜の午前 9 時 0 分から午後 4 時 59 分まで毎分

        00,10,42 9-16 1-10,20-30 2-7,12 *`

        毎年 2 月から 7 月、そして 12 月の 1 日から 10 日までと 20 日から 30 日までの毎日午前 9 時 0 分から午後 4 時 59 分まで、毎時 0 分、10 分、42 分

        リストと範囲を組み合わせることができます。

        夏時間への変換によって「欠落する時間」のように存在しない時間は、ボットの日時設定と一致しないため、その時間内にスケジュールされたプロセスは実行されません。また、夏時間への変換などで同じ時間が 2 回発生する場合、該当するプロセスは 2 回実行されます。


      • カレンダーのスケジュール

        このオプションを使用して、すでにカレンダーのスケジュールを使用している実行設定を編集します。

        RPA が本番実行を継続的に実行する固定スケジュールを 1 つ以上追加します。各スケジュールに対して、RPA がプロセスを実行する時間間隔を定義します。RPA Manager は、すべてのスケジュールを組み合わせて実行時間を計算します。

        カレンダーのスケジュールの仕組み

        複数の重複スケジュールを作成できます。すべてのスケジュールが組み合わされて、ボットがプロセスの実行を開始できる期間が定義されます。すべての条件が満たされるまで、新しいプロセスの実行は開始されません。

        そのため実行ボットは、現在がサービス時間内であるかどうかと、必要なすべてのプロセスアプリケーションがダウンタイム外であるかどうかを毎分確認します。実行ボットがサービス時間外であるか、またはボットが使用するプロセスアプリケーションのいずれか 1 つ以上がダウンタイム内である場合には、プロセスは実行されません。

        ボットがインストールされているコンピューターがクラッシュしたり、必要なアプリケーションがダウンしたりしない限り、実行中のプロセスは常に完了します。

        新しいスケジュールを作成する場合は、新しいスケジュールが他の設定のスケジュールと重複していないことと、実行ボットに十分な空きセッションがあることを常に確認してください。それ以外の場合、ボットはプロセスの実行をスキップする可能性があります。

        [スケジュールを追加]​ ボタンをクリックして、この設定に (追加の) スケジュールを割り当て、​[新規スケジュールを作成]​ フォームに情報を入力します。

        • 開始​:

          期間の開始時刻。スケジュールされているアクションは、この時刻に実行されます。 開始時刻は、過去の時刻や、終了時刻より後の時刻ではない必要があります。 開始時刻とは一致しない特定の曜日または日付に対して [繰り返し] を指定した場合でも、スケジュールはこの時刻に開始されます。[繰り返し] で指定した曜日や日付は、以後の最初の繰り返し時に考慮されます。

        • 終了​:

          期間の終了時刻。スケジュールされているアクションは、この時刻に実行を終了します。 終了時刻は、開始時刻より早い時刻ではない必要があります。 [繰り返し] オプションを使用する場合、終了時刻と開始時刻の差が実行期間となります。

        • 全日​:

          [全日]​ チェックボックスをオンにすると、アクションは丸一日実行されます。 最初の日の深夜 0 時に実行が開始され、次の日の深夜 0 時 (期間が 1 日の場合) または最終日の深夜 0 時 (期間が複数日の場合) に終了します。

        • 繰り返し​:

          選択した期間を繰り返し使用する場合は ​[繰り返し]​ チェックボックスをオンにします。

          [繰り返し]​ では、​[開始-終了]​ の期間を繰り返す間隔を、毎分、毎時、毎日、毎週、毎月、毎年から選択できます。

          含まれる期間と、開始時刻が考慮されます。期間は、​[終了]​ と ​[開始]​ の差として定義されます。最初の実行は、​[開始]​ の時刻に開始されます。繰り返し時の実行が開始される時刻は、他の設定値によって決まります。

          1 日の特定の時間でのみ繰り返しを指定するには、開始日と終了日を同じにする必要があります。期間を複数日に渡って指定した場合、繰り返しごとに新しい複数日の期間が開始されます。この場合、​[開始-終了]​ の期間に含まれるすべての日数が最後の繰り返しで再び実行されるため、スケジュールされている期間が想定より長くなる場合があります。

          全日ではないスケジュールの場合、それぞれの繰り返しでは、​[開始]​ 項目と ​[終了]​ 項目で指定された期間だけアクションが実行されます。

          • Repeat minutely (毎分繰り返し)​:

            [Repeat minutely (毎分繰り返し)]​ を選択すると、​[終了]​ 項目と ​[開始]​ 項目で指定された期間において、スケジュールされているアクションが毎分実行されます。

            アクションを毎分実行するか、または ​n​ 分ごとに実行するかを選択できます。 n​ は 1 ~ 59 の整数です。

          • Repeat hourly (毎時繰り返し)​:

            [Repeat hourly (毎時繰り返し)]​ を選択すると、​[終了]​ 項目と ​[開始]​ 項目で指定された期間において、スケジュールされているアクションが 1 時間ごとに実行されます。アクションを 1 時間ごとに実行するか、または ​n​ 時間ごとに実行するかを選択できます。​n​ は 1 ~ 23 の整数です。

          • Repeat daily (毎日繰り返し)​:

            [Repeat daily (毎日繰り返し)]​ を選択すると、​[終了]​ 項目と ​[開始]​ 項目で指定された期間において、スケジュールされているアクションが毎日実行されます。

            アクションを毎日実行するか、または ​n​ 日ごとに実行するかを選択できます。 n​ は 1 ~ 31 の整数です。

          • Repeat weekly (毎週繰り返し)​:

            [Repeat weekly (毎週繰り返し)]​ を選択すると、​[終了]​ 項目と ​[開始]​ 項目で指定された期間において、スケジュールされているアクションが毎週実行されます。

            アクションを毎週実行するか、または ​n​ 週ごとに実行するかを選択できます。 n​ は 1 ~ 52 の整数です。

            スケジュールされているアクションを実行する曜日を選択することもできます。

          • Repeat monthly (毎月繰り返し)​:

            [Repeat monthly (毎月繰り返し)] を選択すると、​[終了]​ 項目と ​[開始]​ 項目で指定された期間において、スケジュールされているアクションが毎月実行されます。

            アクションを毎月実行するか、または ​n​ か月ごとに実行するかを選択できます。 n​ は 1 ~ 12 の整数です。

            繰り返しを実行する月の日付または週の曜日を選択することもできます。

            月の日数は月によって異なるため、選択した日付が月の末日である場合は、実行日を常に月の最終日にするかどうかも選択できます。

            月の週数は月によって異なるため、月の第 4 週の平日を選択した場合は、実行日を常に第 4 週または最終週の平日のどちらにするかも選択できます。

          • Repeat yearly (毎年繰り返し)​:

            [Repeat yearly (毎年繰り返し)]​ を選択すると、​[終了]​ 項目と ​[開始]​ 項目で指定された期間において、スケジュールされているアクションが毎年実行されます。

            アクションを毎年実行するか、または ​n​ 年ごとに実行するかを選択できます。 n​ は 1 ~ 20 の整数です。

        • 終了​:

          [終了] で ​[なし]​ を選択すると、期間は無限に繰り返されます。

          [終了][After n occurrences (n 回後)]​ を選択すると、期間は ​n​ 回繰り返した後に終了します。 n​ は 1 ~ 100 の整数です。

          [Ends on <date> (<日付> に終了)]​ を選択すると、指定した日付以降は期間は繰り返されません。


    • ボット​:

      本番設定を実行するすべての RPA Bot を選択します。

      このフェーズで使用しないボットも表示するには、​[このフェーズで有効になっていないボットを表示]​ を選択します。

      ボットを選択する際には、ボットがセッション種別に合わせて設定されていて、関連フェーズでのデプロイが許可されていて、必要なアプリケーションを実行できることを確認してください。

      選択したボットのいずれか 1 つでも正しく設定されていないと、RPA Manager に通知が表示され、設定を続行することができません。 情報ラベルにマウスポインターを置くと、警告やエラーの原因についての詳細がツールチップとして表示されます。

      各ボットのセキュアセッション数を設定します。 オンデマンドの実行設定では、セッションは 1 つのみです。

  5. [保存]​ をクリックします。

実行設定をコピーする

いくつかのパラメーターのみを変更する必要がある場合は、実行設定をコピーします。

スケジュール済みまたは呼び出し可能な実行設定をオンデマンドの実行設定としてコピーすることもできます。

実行設定をコピーする手順は次のとおりです。

  1. [プロセスの自動化]​ モジュールの ​[プロセス管理]​ ビューを開いて、プロジェクトのカテゴリ名をクリックします。

  2. プロジェクト名をクリックして開きます。

  3. 実行設定の行にある​コピー​アイコン (​コピー記号​) をクリックします。

  4. コピーの種類を選択します。

  5. コピーする実行設定の新しい名前を入力します。コピーには元のすべてのアセットが含まれます。オンデマンドの実行設定では、すべてのボットのセッション数は 1 に設定されます。

  6. [OK]​ をクリックします。

保存したコピーは編集できます。

設定をデプロイする

設定をデプロイして、本番環境で完全に自動的に実行します。

  1. [プロセスの自動化]​ モジュールの ​[プロセス管理]​ ビューを開いて、プロジェクトのカテゴリ名をクリックします。

  2. プロジェクト名をクリックして開きます。

  3. [アクションを選択]​ をクリックします。

  4. ドロップダウンから ​[プロセスをデプロイ]​ を選択します。

  5. [デプロイを行う設定を選択してください]​ ウィンドウで、実行する設定をすべて選択します。

  6. [実行]​ をクリックします。

設定を 1 回だけ実行する

設定を 1 回だけ実行するには、呼び出し可能な設定または​手動で開始​する設定である必要があります。

1 回だけ実行するプロセスを実行する手順は、次のとおりです。

  1. [プロセスの自動化]​ モジュールの ​[プロセス管理]​ ビューを開いて、プロジェクトのカテゴリ名をクリックします。

  2. プロジェクト名をクリックして開きます。

  3. [アクションを選択]​ をクリックします。

  4. ドロップダウンから ​[1 回のみ実行]​ を選択します。

  5. [1 回のみ実行する設定を選択してください]​ ウィンドウで、実行する設定をすべて選択します。

  6. [実行]​ をクリックします。

実行は直ちに開始されます。呼び出し可能な設定が同じセッションを使用して同時にトリガーされた場合、その呼び出し可能な実行の完了を待ってから実行が開始されます。

実行結果を表示する

実行結果を表示して、すべてが想定どおりであることを確認します。エラーが発生した場合は、分析パッケージをダウンロードして RPA Builder で開きます。プロジェクトは、いつでもビルドフェーズに戻すことができます。

実行結果を表示して分析パッケージをダウンロードする手順は、次のとおりです。

  1. [プロセスの自動化]​ モジュールの ​[プロセス管理]​ ビューを開いて、プロジェクトのカテゴリ名をクリックします。

  2. プロジェクト名をクリックして開きます。

  3. [実行結果]​ パネルで、期間を選択して ​[更新]​ をクリックします。

  4. テーブルで実行結果を確認します。

  5. 結果の詳細を見るには、数字をクリックします。

  6. エラーが発生している場合は ​[ダウンロード]​ アイコンをクリックします。

プロセスの自動化をパブリッシュする

プロジェクトを本番フェーズに移行し、MuleSoft RPA の外部で (たとえば、以下のような製品で) プロセスを使用できるように、呼び出し可能な実行設置絵をパブリッシュします。

  • Anypoint Exchange

  • MuleSoft Composer

  • Salesforce フロー

一度本番で使用されたプロジェクトは削除できません。

呼び出し可能な実行設定を削除しても、Anypoint Exchange では削除されません。編集または更新された呼び出し可能な実行設定は、新しいバージョンとして Anypoint Exchange にパブリッシュされます。

Salesforce フローは常にプロセスの最新バージョンを使用します。RPA で削除された呼び出し可能な実行設定は、Salesforce でも削除されます。

呼び出し可能な設定を実行できるのは、以下の条件が満たされている場合のみです。

  • プロジェクトが本番フェーズにある。

  • 割り当てられたボットの少なくとも 1 つが ​OK​ 状態である。

プロセスを本番フェーズに移行する

テスト済みのプロセスを完全に自動実行する、またはパブリッシュするには、本番フェーズに移行します。

  1. [プロセスの自動化]​ モジュールの ​[プロセス管理]​ ビューを開いて、プロジェクトのカテゴリ名をクリックします。

  2. プロジェクト名をクリックして開きます。

  3. [パブリッシュ (本番)]​ をクリックします。

  4. [本番にリリース]​ ウィンドウで、必要なアプリケーションを追加します。

  5. [プロセスを本番フェーズにリリースする必要があることを確認し、すべての担当者が同意しています。]​ をオンにします。

  6. [本番にリリース]​ をクリックして移行を確認します。

呼び出し可能な実行設定を作成する

呼び出し可能な実行設定は、保存後にパブリッシュできます。

呼び出し可能な実行設定を作成する手順は、次のとおりです。

  1. [プロセスの自動化]​ モジュールの ​[プロセス管理]​ ビューを開いて、プロジェクトのカテゴリ名をクリックします。

  2. プロジェクト名をクリックして開きます。

  3. [新規]​ > ​[呼び出し可能な実行設定]​ をクリックします。

  4. [本番設定を作成]​ フォームに情報を入力します。

    • アクティビティパラメーター​:

      各プロセス用のアクティビティパラメーターは、RPA Builder で作成され、初期値が指定されます。これらの値を新しい初期値で上書きするには、​[値]​ 列の関連項目をダブルクリックします。

      テキストを入力するか、またはチェックボックスをクリックして値を設定し、Enter キーを押して値を確定します。

    • ユーザータスク​:

      ユーザータスクはプロセスモデルの要素であり、ボットによる完全な自動処理はできず、人間の手による介入が必要です。​[ユーザー割り当て] または [ユーザーグループ割り当て]​ アイコンをクリックして、ユーザータスクを処理するユーザーを指定します。割り当て済みのユーザーまたはユーザーグループの数がテーブルに表示されます。ユーザーとユーザーグループを同時に指定することもできます。指定されたユーザーが割り当てられたユーザータスクの処理を予約するまで、ユーザータスクがユーザーに対して表示されます。

      ユーザータスクを処理が必要になったときにすべての指定ユーザーにメールで通知を送信するには、​[タスクを処理する準備ができたらすべての関連ユーザーにメール通知を送信します]​ チェックボックスをオンにします。このメールには、ユーザータスク、プロセス、プロジェクトマネージャーの名前と、​My RPA​ モジュールで待機中のタスクを確認するように要求するプロンプトが含まれます。

    • 実行​:

      呼び出し可能な実行を既存のコンソールと RDP セッションとセキュアセッションのどれで実行するかを決定し、適切なユーザーを指定します。

      [ログイン情報プールのログイン情報をリンク]​ アイコンをクリックして、ユーザーをグローバルログイン情報変数にリンクできます。

      ユーザー名を手動で入力するかグローバルログイン情報をリンクするかに関係なく、ドメインユーザーには ​username@domain.com​ ではなく ​domain\username​ という構文を、ローカルユーザーには ​username​ を使用してください。

      プロセスを実行するボットが実行種別に合わせて設定されていることを確認してください。そうでない場合は実行設定を保存できません。

      ボットがコンソールまたは RDP セッションをスキップできるのは、指定されたユーザーが実行時にログインしている場合のみです。実行時にログインしているユーザーがいないか、別のユーザーがログインしている場合、プロセス実行結果には​「No active session with the user '<user name>' could be found on the system (システムでユーザー「<user name>」が含まれるアクティブなセッションが見つかりません)」​という失敗が表示されます。

      1.2.0 より前のバージョンを実行しているボットでは、ログイン済みのユーザーが指定されたユーザーに一致するかどうかをチェックせずに、オープンしているコンソールセッションをスキップします。

      [プロセス監視]​ モジュールの ​[プロセスストリーミング]​ ビューでプロセスの実行を監視する場合、またはプロセスで Windows オペレーティングシステムの要素 (スタートメニュータスクバーなど) を使用している場合は、​[タスクバーを有効化 (スタートメニュー、タスクバーボタン)]​ をオンにします。

    • ボット​:

      呼び出し可能な設定を実行する RPA Bot を選択します。

      このフェーズで使用しないボットも表示するには、​[このフェーズで有効になっていないボットを表示]​ を選択します。

      ボットを選択する際には、ボットがセッション種別に合わせて設定されていて、関連フェーズでのデプロイが許可されていて、必要なアプリケーションを実行できることを確認してください。

      選択したボットのいずれか 1 つでも正しく設定されていないと、RPA Manager に通知が表示され、設定を続行することができません。 情報ラベルにマウスポインターを置くと、警告やエラーの原因についての詳細がツールチップとして表示されます。

  5. [保存]​ をクリックします。

呼び出し可能な実行設定をパブリッシュする

呼び出し可能な実行設定は Anypoint Exchange または Salesforce にパブリッシュできます。

呼び出し可能な実行設定をパブリッシュする手順は、次のとおりです。

  1. [プロセスの自動化]​ モジュールの ​[プロセス管理]​ ビューを開いて、プロジェクトのカテゴリ名をクリックします。

  2. プロジェクト名をクリックして開きます。

  3. [パブリッシュ]​ (​上向き矢印付きの雲​) をクリックします。

  4. パブリッシュ先を選択します。

プロセスまたはプロジェクトを編集した場合は、Anypoint に再パブリッシュして新しいバージョンを作成します。

プロジェクト名を編集した場合は、Salesforce に再パブリッシュして既存のバージョンを更新します。