Mule アプリケーションの CloudHub および CloudHub 2.0 へのデプロイ

進行中のベータリリース​: クラウド IDE は進行中のベータリリースです​。ベータ状態での Anypoint Code Builder の使用には、IDE で入手できる、該当するベータサービス契約条件が適用されます。

Anypoint Code Builder を使用して Mule アプリケーションを CloudHub にデプロイできます。

始める前に

アプリケーションを CloudHub または CloudHub 2.0 にデプロイする

CloudHub または CloudHub 2.0 にアプリケーションをデプロイすると、Anypoint Code Builder により ​src/main/resources​ ディレクトリ内でデフォルトの ​deploy.json​ または ​deploy_ch2.json​ ファイルが設定されます。 たとえば​セキュアプロパティを作成する​ためにデプロイメント時にプロパティを設定する場合、デプロイメントプロセス中に Anypoint Code Builder により ​deploy.json​ または ​deploy_ch2.json​ を変更するように促されます。

CloudHub 2.0 デプロイメントの場合、​pom.xml​ ファイルを更新する必要があります。

CloudHub または CloudHub 2.0 にアプリケーションをデプロイする手順は、次のとおりです。

  1. デプロイする Mule アプリケーションの設定 XML ファイルを開きます。

  2. ​ (​[Deploy to CloudHub (CloudHub にデプロイ)]​) アイコンをクリックします。

    または、コマンドパレットを開き、​[MuleSoft: Deploy to CloudHub (MuleSoft: CloudHub にデプロイ)]​ を選択します。

  3. 確認を促されたら、​[Allow (許可)]​ をクリックして、Anypoint Platform を使用したサインインを許可し、ビジネスグループを選択します。

  4. デプロイメントに使用するビジネスグループを選択します。

  5. VSCode コマンドパレットでプロンプトが表示されたら、デプロイメント対象として ​[CloudHub 2.0]​ または ​[CloudHub 1.0]​ を選択します。

    CloudHub 2.0 を選択すると、アプリケーションをデプロイするスペース (「myprivspace」など) を選択するよう求められます。

    プロジェクトに ​deploy.json​ または ​deploy_ch2.json​ ファイルがまだない場合、Anypoint Code Builder により、デプロイメント設定ファイルが作成されていることが示され、確認のためにそのファイルが自動的に開きます。次に例を示します。

    deploy.json ファイルの確認

    CloudHub 2.0 にデプロイされたアプリケーションの場合、deploy_ch2.json ファイルにデプロイメントモデルの値が含まれていることを確認します。これをデフォルト値の ​rolling​ に設定できます。

    applicationName​ プロパティでは、CloudHub のアプリケーションにアクセスするために使用する URL の一部を定義します。

    この名前は、CloudHub にデプロイされているすべてのアプリケーションで一意である必要があります。

  6. デプロイメント設定を確認したら、​[Deploy (デプロイ)]​ をクリックしてアプリケーションを CloudHub または CloudHub 2.0 にデプロイします。VSCode ステータスバーには、デプロイメントの進行状況が表示されます。

  7. プロンプトでデプロイ先の環境を選択します。

    Anypoint Code Builder によりアプリケーションがパッケージ化されて CloudHub または CloudHub 2.0 にデプロイされます。 [Mule Maven Output (Mule Maven 出力)]​ が選択された状態で [Output (出力)] パネルが開きます。

    [Mule Maven Output (Mule Maven 出力)] が選択されている [Output (出力)] パネル
  8. デプロイメントが完了したら、​[Open in Runtime Manager (Runtime Manager で開く)]​ をクリックします。

    Anypoint Platform の Runtime Manager でアプリケーションが開きます。

    アプリケーションのドメイン名はさまざまですが、​app-with-40-schedulers.us-w1.cloudhub.io​ などの同様の構造に従います。

  9. お気に入りの REST クライアントを開き、Runtime Manager に表示されているドメイン名 (​http://app-with-100-schedulers.us-w1.cloudhub.io/api/flights​ など) に対する GET 要求を実行します。

deploy.json の値を変更する

オートコンプリートを使用して、​deploy.json​ または ​deploy_ch2.json​ で事前設定された値を選択します。

  1. エクスプローラーから ​deploy.json​ または ​deploy_ch2.json​ を開きます。

    ファイルはプロジェクトの ​src/main/resources​ ディレクトリにあります。ファイルが開き、IDE の ​[deploy.json]​ タブまたは ​[deploy.json_ch2]​ タブが開きます。

  2. deploy.json​ または ​deploy_ch2.json​ で、更新する値を強調表示します。

  3. Ctrl+Space を押します。

  4. 別の値を選択します。

デプロイメントプロパティ

deploy.json​ ファイルと ​deploy_ch2.json​ ファイルには、Anypoint Code Builder から Mule アプリケーションをそれぞれ CloudHub と CloudHub 2.0 にデプロイするための次のプロパティが含まれています。

プロパティ 説明 Host (ホスト)

runtime

プロジェクトで使用される Mule Runtime バージョンを指定します。

CloudHub または CloudHub 2.0

workersize

1 つのワーカーまたは使用可能なワーカー数に対してワーカーメモリを設定します。デフォルト値は ​0.1​ です。詳細は、CloudHub ドキュメントの​「CloudHub ワーカー」​を参照してください。

CloudHub

replicaSize

レプリカ固有のメモリ容量と処理能力を設定します。デフォルト値は ​0.1​ です。詳細は、CloudHub 2.0 ドキュメントの​「CloudHub 2.0 レプリカ」​を参照してください。

CloudHub 2.0

applicationName

Mule アプリケーションのハイフン付きの小文字の名前を指定します。

CloudHub または CloudHub 2.0

workers

この Mule アプリケーションを実行するための Mule Runtime インスタンスの数を設定します。デフォルト値は ​1​ です。詳細は、CloudHub ドキュメントの​「CloudHub ワーカー」​を参照してください。

CloudHub

replicas

この Mule アプリケーションを実行するための Mule Runtime エンジンの専用インスタンスを設定します。デフォルト値は ​1​ です。詳細は、CloudHub 2.0 ドキュメントの​「CloudHub 2.0 レプリカ」​を参照してください。

CloudHub

autoStart

デプロイメントプロセスの完了後にアプリケーションを自動的に起動するかどうかを示します。デフォルト値は ​true​ です。

CloudHub または CloudHub 2.0

deploymentModel

アプリケーションのレプリカを更新または再デプロイするモデルを示します。デフォルト値は ​rolling​ です。詳細は、CloudHub 2.0 ドキュメントの​「ローリング更新とデプロイモデルの再作成の比較」​を参照してください。

CloudHub 2.0

ObjectStoreV2

このアプリケーションで Object Store v2 が有効かどうかを示します。デフォルト値は ​true​ です。詳細は、Object Store v2 の概要を参照してください

CloudHub または CloudHub 2.0